マシュマロ通信 第10話

 本当に音楽を愛するものしかその音楽を聴けないと言われる幻のバンド・スモールフェアリーズを記事にしようと提案するクローブ。そんないるかどうかわからないバンドの特集は出来ないと跳ね除けられ、ナッツの提案した、森に緑を取り戻す会の記事にしようということに。納得いかないクローブはスモールフェアリーズ探しに躍起になりますが、そう簡単には見つからない。街角でクラウドに挨拶されてもブツブツ独り言を言うだけ。クラウドがサンディにそのことを言うと、サンディはクローブは夢中になるとああなるのよ、と優しく見守る姿勢。サンディがどれだけ仲間に気をかけているのかが良く分かるさりげないシーン。ついにスモールフェアリーズのステージに招かれるクローブ。ついでにクラウドも。それは本当に妖精でした。素晴らしい音楽に感銘を受けるクローブ。悪いけどチップをくれないか。妖精も世知辛い。じゃあCDを出そう、僕がプロデューサーになる、とクローブ。おめかししたクローブをみた仲間の反応が個性出てて面白い。「何かの儀式?」そりゃあ君だけだ。なんやかやあって名プロデューサーに認められ、CD発売。CDはたちまち売り切れ、大人気に。売り上げをスモールフェアリーズに届けるついでにみんなに紹介しようとしますが、スモールフェアリーズのライブハウスの入り口はクローブクラウドにしか見えない。彼らの姿は本当に音楽を愛するものにしか見えないのでした。売り上げを受け入れると、もうCDは出さない、とスモールフェアリーズ。何故?すると翌日、森を取り戻す会にスモールフェアリーズから募金があったと。彼らは森の妖精だったのです。山に響く、スモールフェアリーズのメロディ。
 メルヘンと現実の世知辛さを絡めた構成に唸らされました。