恋風 第12話 最終回

 母の元を訪れる二人。しかし何も話すことも出来ず、帰り際に頭を垂れるのが精一杯だった。堤防のふたり。「心中するの?」めっちゃビビッた。そういう終わり方もあるんじゃなかろかと予想していただけに尚更。兄は泣くばかり。やっぱり耕四郎は何の覚悟も出来てなかったんだ。情けない。帰ってから考えよう。七夏が諭す。ほんともう情けない。いつか乗った観覧車のある遊園地に赴くふたり。雨の後なのか、ぬかる地面。七夏転んで泥かけて。ぽけらと眺める奥様方を尻目に泥遊びに没頭する兄妹であった。この辺りの動きがおもろい。閉園後の遊園地に忍び込み、はしゃぐ七夏。耕四郎に抱えられ柵を超えるところがハァハァポイント。観覧車に乗るも、もちろん動かない。「念じる」一瞬動く。多分風。もっと念じる。動かない。バカ笑いの二人。朝。遊園地の前で別れる二人。七夏の後姿に「好きだ。好きだ」
 というわけで終わりました。最終話はミニシアター系の映画を見ているような気分でした。この話だけでも一本の話として成り立っていたんじゃなかろうか。そのくらいの完成度。
 全体として。画面の完成度が高く、雰囲気作りのレベルが高いものとなっておりました。かわいいものを愛でたくなる。その気持ちは充分に分かるけれど、画面から伝わる「本気度」は視聴者を引かせるほど強烈でありました。最後はなあなあと言ってしまえばそうなるかもしれませんが、キッチリ最後まで描ききった姿勢は素晴らしいものだと思うのであります。スタッフの皆様、ご苦労様でした。
 追記:これはちょっとねえよなあと自分の感想を見て思ったり。落ち着いたらちゃんと感想書きます。