じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

スターシップ・オペレーターズ 第13話 最終回

 政治的解決でシメ?王国側の内情が二転三転してわけわかめ。王国に成り代わろうとする地球連合に体当たりで痛い目見せてやるぜ!結城シメイひとり残して。イソップ損失は連合的にも痛い損失であろう。アマテラスの戦闘データも欲しかったろうに。個人的にはスパイクスさんが最期に華々しく散ってくれたんで、それだけでも良かったかな。アニメ版のスパイクスさんはズルいポジションにいて、まるで対岸の火事を楽しむようだったから、少しは痛い目もね。死んでよかったとは思わないけど、このキャラに見せ場があるのとないのとでは全体の印象ががらりと変わる。報道っつうのはこのアニメにおいて重要なキーワードだったわけなのでね。で、戦争は終わりましたと。アマテラスが亡命国家おっ建てて戦わなきゃあ王国による侵略は続いたのだろうし、水面下であれこれは続くだろうけど、とりあえず彼らは使命を果たした、ってことでいいのかな?最後まで報道が切り離されずに、重要キーワードとして働いたのは、ちゃんとテーマ、未来の戦争のあり方?みたいのを貫いた結果と言えるんではないでしょうか。オペレーターズの活躍みたいのは描かれなかった気はするけどさ。
 しかしこの企画。9人も女子がいてですよ、その体でもって視聴率稼がないと私たちに未来はないわよ!って素材だけ見てみたら、他の制作会社だったら美少女アニメにされてたかも知れないねえなんて夢想したりして。実際小説版ではオペレーターズが(戦闘時以外の活動では)ハロモニみたいな仕事させられたり、漫画版は(1巻収録分までしか読んでないけど)シノンが生尻を全宇宙にさらされてたりと十分ギャルギャルしいのにね。今回の硬派SF?路線は正しいと思うんだけど、あまりにもキャラクターの描き方が素っ気無いんで、そういうのもアリだったのかなあと思うわけよ。