監督紅優。あーアバンからして紅優。エフェクト使いまくり。淡い色使い。あら、高河ゆん世界と親和性高かったのかしら。お話と綺麗にマッチングしてる。ネコミミが生えてる子供たち、取れたら大人の証拠。見た目でサクッと割ると世界が見事に二分する。子供みたいな思考の大人といいもん食ってて発育の良い子供が入り混じってわけわかんない昨今に対する風刺かしら。周りになじめない、ひねくれた主人公の前に現れる耳の無いオトナ。信愛する兄と知り合いだと言う男にあっさり懐く主人公くん。僕と思い出作りしない？とかなんだ。どこで覚えたそんな口説き文句。捉えどころの無い男に惹かれて行く主人公、そこに謎の二人組が。男はセントウキらしい。……セントウキ、って戦闘機か？まあ唐突な展開に目がパチクリ。人間を媒介にして「言葉」で戦う、と。敵側は、主人公の兄に続いて、主人公とまで契約しようとする男に嫌悪感を示す。ふしだらなんだそうだ。ほえー。主人公が大人の戦いに翻弄されるってお話かしら。その点では、女子向けフリクリみたいなもんかな。画は綺麗、高河ゆんワールドに忠実に、かつハイエンドに翻訳した感じ。メインターゲットはもとより、若いアニメファン層にも受けるんではないでしょうか。俺も嫌いじゃないです。ああ、ここにも能登。
