じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

ハチミツとクローバー 第7話

 コンテ舛成孝二竹内哲也一人原画の今回ですが。すごかった。とにかく今回は全編動き萌え。どこに力がかかってるのかが細かく表現されてる。竹本がスポーツバックを下げて歩いてくるところなんか肩に比重がかかってるのが良く分かるし、花本先生の回想で、先生がはぐに近付くところは庭石を避けながら歩いてるってのが(下半身が映ってなくても上半身の芝居で)伝わってくる。すげえ。森田が椅子から立ち上がるとき一呼吸入るところもいい。体を横に揺すりながら歩く後姿といい、森田はオヤジ臭い仕草で統一されていましたね。あと、はぐの方を揺らしながら泣くところも子供っぽさが出てて良かったです。あー森田が転がりながら寄ってくるとこもいいし、ギャグっちい動きもステキでした。あーあとあと、最後の竹本がもりもり弁当食うとこも!いい動きだらけでマジ参った。日常芝居でこれだけ濃いことされるとそれだけで白旗掲げたい気分。
 お話。森田は、理花や山田との距離の取り方に整理付いたようで、妙に爽やか風味。そんな森田を見て嬉しくも寂しい山田がまたかわいいわけだが。理花に部屋の鍵を返しておきながら、腕輪をはめる(手錠みたいなもんだよな)なんてのはもうなんつうか小ズルイよな。そんなやり口どこで学べるの?俺にも教えてよ。
 はぐは花本に海外へ一年ほど取材に行くんでついてこないか?って言われるんだけど、ここに残る、友達がいるから寂しくないと言うんだ。これを聞いて花本はやりきれない気分になる。目が悪くなって優しさの薄れた大叔母と暮らす中学時代のはぐは静かに閉じていった。これじゃいけないと花本ははぐに手を差し伸べるわけだ。広い世界を見せたいと思う。で、実際そうなって、友達もできて明るくなった。一人で留守番も出来ると言う。喜べばいいところなんだけど、頼られなくなった事に一抹の寂しさを感じて理花に手を繋いでもらって慰めてもらっちゃったりしてんの。大きな森田みたいなもんだ。あんまし人のことは言えない。そんで旅立つ花本のために、はぐがみんなと一緒に四葉のクローバーを探すんだけど、夜になっても見つからず。修ちゃんごめんねと泣いて謝るんだけど、花本ははぐにはもういっぱいもらったから、と優しく諭す。お、大人だ。さっきまで泣きそうな顔してたのに。パーティも終わって自分の部屋でたそがれる一同を流してエンディングへ。くぅ、相変わらず絶妙のタイミングで。
 はー。色々濃すぎた。キャラの二面性、弱いところや優しくおおらかなところとか、色んな表情が見れて大変満足です。

 真山は悪眼鏡だ同盟
 http://d.hatena.ne.jp/nigo/20050526#p5
 ああ、やっぱり憎まれてる。同じ眼鏡野郎としては憧れるけど。悪い意味で。美女に四方八方囲まれていっせいに刺されて死んでしまいたい!