少女三角形成立の巻。
はずむとやす菜、雨の屋上庭園にて。*1苺を食べ合う二人の初々しさときたら!禁断の味だ。
フルートの音合わせを断るやす菜。ナツコさん*2曰く、「あの子、すごいオクテだから」との事だが、そりゃちょっと寛大すぎやしないか。はずむの姿を確認したとたん、はずむの元に駆け寄るなんつうのはセンパイもちょっとムカッときたのではないか。はずむは一応「元」少年なんだから。
雨の放課後。やす菜ととまり、第一次接近遭遇。「あいつ、何でも私に話してくれるから」ととまりがけん制するも、やす菜は綺麗にスルー。余裕あるなあ。このやす菜のふてぶてしい態度は今回ラストまで続く。そんなバトルの裏側で、こっそり立ち聞きするあゆき。神出鬼没。
はずむとやす菜、放課後デート。「こういうの欲しかったんだぁ」と地団駄を踏むはずむがかわいすぎる。試着するはずむを潤んだ目で見つめるやす菜。もうすっかりソッチの人だな。私服に着替えて街を歩くふたり。「私たちも見えないかなぁ、恋人通しに」と発言したあと真っ赤になるやす菜。いやほんとに何言い出すんだ、ドキドキしてしまうではないか。
ふたりでカラオケへ。ハニトー*3注文連打とか、コードに足突っかけてすっ転んだり。はずむにはドジッ子の神様がついているのではだろうか。どうでもいいけど、女の子になったらカラオケで歌うレパートリーも変わるんだろうな。平井堅歌ってたけど、声が高くなったので一青窈に変えました、とか。*4
片ヒモはずしはずむかわいか。
どこにでも現れるあゆきはストーカーか隠密のどちらかだと思う。
屋上庭園でやす菜から告白を受けるはずむ。やす菜がはずむの唇を奪う寸前でとまり「はずむー!」でキスご破算。ここに少女三角形が成立するのであった。とまりが逃げ出した後、やす菜と第二次接近遭遇。やす菜の告白に対し、「はずむを傷つけたんだろう!」とけん制。それを持ち出すのは卑怯かもしれないけど、そうとでも言わなければ済まない状況。とまりの気持ちがハンパなものだったとしたら、まず出てくる言葉は「同姓なのに変だ」だろうなあ。もう気持ちは決まってるわけだ。
とまりを後押しするあゆきといい、はずむを女の子だと認識しているはずなのに、恋愛感情を持つことに反発するものがいない、というのはどうなんだろうか。誰か一人くらいエクスキューズを入れてもいいと思う。そこで明日太くん登場、とかどうだろう。今回出てなかったけど、少しくらい役割を与えてあげねば。表立っては認めてはいるけれど本能は避けられないといったところか。ううむ、深い。