劇場版トライガン感想 ―ガガガンとイッてメロウに泣かせて―

 劇場版トライガンを見てきました。
 「今かよ」と言われそうですが、やっと県内にやってきたんだよ!今しか無かったんだよ逆に!
 で、感想なのですが、実に爽快で、自分の見たかったトライガンにかなり近い形の映画になってて、そらもうキャッホーでした。以下、多少ネタバレ含むため続きを読むで。




 見たかったのは、ありえないデザインで、かつ何発撃っても尽きないコスモガンが山のように出てきて、賞金に目がくらんだボンクラたちがまさしくボンクラな行動に出てボンクラな目にあう話でして。
 まるきりそれでした。
 てゆか、鬼のようなモブキャラの数と、それらが唯一無二の個性を持って画面の端々で動きまわるのを見て、「これはアニメーター死ぬぞ」、と。
 これは制作期間かかるわけですよ。
 で、トライガンと言ったらやはり銃撃戦。
 雨あられと降り注ぐ銃弾。その中を毅然と進むウルフウッド、また今回のラスボスであるガスバックのカチコミシーンが白眉。幾千の銃弾すら当たらないし、弾いちゃったりさえする。素晴らしいね。
 もちろん、我らがバッシュ・ザ・スタンピードも負けず劣らずです。

 そこにあれですね、バッシュの原罪というか、「殺さず」の精神のツケが回る、というのがこの映画のポイントでして。これはそのまま原作漫画・アニメ版でも描かれていた要素ですね。それを90分に凝縮してあり、かなり濃厚。
 彼の行動をを偽善と呼ぶのか。くしくも、バッシュは物語中に「何かの宗教か」と突っ込まれていました。
 それは無駄なあがきなのか。暴利こそ正義とさえ謳われる世界では嘲笑の対象でしか無いのか。それでも彼はヘラヘラしながら、すべての命を救おうとする。そんな彼の前に現れた20年前の亡霊と、20年後のリベンジャー。
 その結末は、やはり甘くて辛いんだぜ。 

 ということも含めて。
 もう、まごうことなき「トライガン」で、もーずっとトライガンファンやってた自分からすれば「そうそう、これだよこれ!」となんども頷きながら見ておりましたよ。

 つうか、ヒロインちゃん可愛すぎるです。酔っ払ってゲーとか。坂本真綾さんは相変わらずすごい。
 登場人物、敵も味方もみなそれぞれ「トライガン」してて、とても痛快な映画です。
 トライガンを知らない方でも楽しめるんじゃないでしょうか。砂漠で嘘技術がバーンで、砂埃がブワーな映画が好きな人には特におすすめです。最低限、「プラント」の設定さえ頭に入ってさえいればオッケーかな。

 ま、でも、もうやってるところも少ないのか。じゃあソフト待ちでもよいので。でもやっぱ、あの爽快な銃撃戦は劇場で見て欲しいってのが本音です。おすすめです。