ぱんつとぱんつが交差するとき、物語が始まる

本日、8月2日はぱんつの日らしいので、ぱんつの話をします。



今年の4月から始まった「とある科学の超電磁砲S(以下科学S)」は、人気作「とある魔術の禁書目録(以下禁書)」の外伝の第二作で、禁書の人気ヒロイン・御坂美琴が主人公のサイキックアクションです。


今作は、禁書シリーズの人気エピソード「姉妹(シスターズ)編」の美琴サイドからの語り直しで物語の幕が開きます。上条当麻御坂美琴の物語が交差するこのエピソードはふたりの主人公にとって重大事件であり、運命の変わり目でもあります。その語り直しの意義についてぱんつから覗いてみましょう。*1


禁書での姉妹編は主人公・上条当麻が御坂妹と出会う事から始まり、科学Sでは美琴が御坂妹と遭遇する事により本格的に物語の歯車が回り始めます。
その両主人公の、御坂妹との出会いのエピソードで、同じでありながら違うものとして描かれたものがひとつあります。


それはぱんつです。


禁書での御坂妹のぱんちらはしわの描き込み、影の入れ方などが鮮明で、とてもエロティックで劇的なものとして上条さんの脳裏に刻み込まれます。対し、科学でのそれはしわも影も薄く、エロではなくコメディチックで、空々しいものとして描かれます。
この違いに描き直しの意義のヒントが込められています。


上条さんにとって、御坂妹は「知り合いにそっくりな双子の妹」という程度の珍しさで、その目線は普通の女の子を見るそれと何ら変わりありません。
なので、年相応のスケベ心で見るぱんちらは非常に鮮明で、しわや影の描き込みの執拗さは、その一瞬の奇跡を脳裏に刻まんとする彼の意志の表れとして画面にありありと映し出されてます。


一方、御坂美琴にとっての御坂妹とは「都市伝説」であり、「出来ればいないで欲しかった存在」です。それが想像もしなかった軽さでさらっと現れ、猫を受け止める為、ためらいなくスカートをめくります。そこに映し出されたぱんつには影もしわもありません。彼女の突飛な行動と合わさって、ただ嘘っぽさだけが浮き彫りとなります。実在する人物として受け入れられず、滑稽なその描写はホラーチックでさえあります。


生々しいぱんちらと幽霊のようなぱんちら。


ふたつの作品をまたいだ御坂妹の物語とは、「御坂妹が人として生きる事を認められていく物語」です。しかし、その大きな違いは「御坂妹をはじめから認めている上条当麻」と、「拒絶したい御坂美琴」の視点のズレからスタートするため、違う軌道をたどり、両主人公の交差を経て、同じ結末へと導かれていきます。片側だけの視点では見えなかった物語の「影」と、交差する事によって生じる「しわ」は、物語をより深化させ、魅惑の領域へと人を誘っていきます。



観察者によって世界はこうも違って見える事をふたりの主人公は教えてくれました。
8月2日はぱんつの日。そして翌3日ははみぱんの日です。
早いところだと科学Sは今晩から新エピソードに突入します。
ぱんつとぱんつが交差する時、今宵も新しい物語が始まります。



※禁書で上条当麻にぱんつを見られた「妹」は10032号、美琴が初めて出会ってぱんつを見た「妹」は9982号なので厳密には同一人物ではないのですが、同一であったとしても双方のリアクションに変化はなかったでしょうと、御坂は注釈を入れます。


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*1:痴漢的な意味ではありません