バンドリエア再放送記念記事 ~戸山香澄はどう「やべえ」のか~

 こんにちはみなさん。いつもならバンドリ再放送に合わせて記事をアップしているところですが、今クールは(自分の観測範囲では)再放送が無いみたいです。なので今回はエア再放送記念記事とします。一年間、再放送ありがとう。
 今回は主人公、戸山香澄さんの「やべえ」点についてお話しします。

 

 戸山香澄さん。猪突猛進な、周りを省みないお嬢さん、という印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
 りみりんのなし崩し勧誘とか、相談なしに文化祭出演決めてきた件とか、かなり押せ押せです。

 

 しかしその一方で、繊細なコミュニケーションをはかったりもする子なのです。テレビシリーズでは2度、手紙を書いています。

 

 りみりんの机に「ごめんね」って書き置きを残したでしょう。あれは小さなことだけど良い気配りだよね。ささやかだけど、もらった方もざわついた気持ちが落ち着く。

 

 沙綾への手紙は本格的なものでした。手紙に添えられた楽譜は、紗綾への想いの結実だった。それまでにっちもさっちもいかなかった作詞が、紗綾に想いを向けたときに筆が走った。

それに加え、香澄は沙綾に留守電を残した。あれは逆に、ビーンボールすれすれの危険球でしたね。「沙綾がいなくても大丈夫」は、聞きようによっちゃ「代わりは他にいるもの」に聞こえてしまいかねない。しかし、沙綾にはそれがよかったんじゃないか。沙綾は母の手伝い、弟たちの世話、パン屋の手伝い、文化祭の準備と実行委員・香澄のサポート、と、これだけの激務を任されている。どれも重要な役割だ。沙綾がいなかったら大変なことになるのは必然。しかし香澄は言った。「沙綾がいなくても大丈夫」だと。沙綾もかなり気が楽になったんじゃなかろうか。そして、家族がサポートを買って出てくれた。自分がいなくて良いところは任せよう、そんな意識変化があったのではないか。なら、好きに出来るところは好きにしようか。

 

 危険球を投げながら、相手の返球を待つ姿勢を示すのも良いところでしょう。強く押して押しきるだけでなく、待ちの姿勢も見せる。りみりんには根気強く、アプローチを変えながら変球を待った。最初は、やはり危険球を投げるんだけどさ。
 実質二度目の邂逅で、背後からにじり寄って頬擦りって、相当やべえよ。

 

 おたえのときは情熱的に語ったら冷静な指摘で返された。そこでかっとならず、しっかり返球を受けてそれでもやる、と返したのは偉い。
 おたえは香澄と似ているところがあって、夕焼けの秘密レッスンは彼女たちの関係を密なものにした。非常に情緒溢れるシーンだ。彼女らふたりの時間はゆっくり豊かに流れていて、であるから、のちの相手のきつい言葉を受け止めるゆとりを持つに至った。人間こうありたいね。

 

 

 このように、まっすぐ突っ走るばかりでなく、時折アクセルブレーキを掛けながら人との距離を詰めていく。そういう繊細さも持っている子でもあるのです。再放送はないですけど、ネット配信などでも視聴する機会があるかもしれません、そのときは戸山香澄を見守ってあげてください。

 

  でもな香澄よ。有咲の雑な扱いはマジでヤベーからな! 少しは丁寧に! それだけ心を許してるってことかもしれないけど、安心しきってるとマジのしっぺ返しくるからな!!