じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

3月終了番組、ゴチでした2

 余裕が出てきたので、続き。

 ガンアクションとして売られたゲームのアニメ化だったので、ファンの方が期待したのは1話で見せたようなコスモガン*1撃ちまくり化け物倒しまくりアニメだったのでしょう。が、続く2話から始まるのはチンピラ成り上がりストーリーでした。
 のちにビヨンド・ザ・グレイブと呼ばれる若者、ブランドン・ヒートと、その親友ハリー・マクドゥエルを中心に描かれる、「ファミリー」に集う男たちのドラマ。賛否両論あるようですが、個人的にはかなり惹かれる内容でした。こういうのをアニメで見られるとは。
 順調に成り上がっていく中で、少しずつずれていくブランドンとハリー。「ファミリーのために」、「己の欲望のために」、その想いのズレが悲劇を生んだ。終盤、時間軸が1話に戻ってからはボス戦をクリアしていくようなゲーム感覚だったのですが、最期は二人の物語に帰結していったのが好印象でした。話を重ねていくうちに色を失っていくED演出も秀逸でした。そしてブランドンの最期には……。「い・ま・に!」ここまで男臭いアニメはそうそう無いもんです。

 科学アドベンチャーと銘打った子供向け教育アニメ?子供たちだけで打ち上げ花火を作っちゃったり、宇宙空間でデブリ掃除したりとなんでもありなアニメでした。確かに「そーなんだ!」と相槌を打たせるだけのものを披露してくれるんですが、解決方法が突飛で、えー、ヒント関係ないやんそれ!みたいな回が多数あったのが残念といえば残念。ミオが異様な人気を博したようなそうでもないような。変なアニメだったなあ。

 ブロッコリーの看板コンテンツ「デ・ジ・キャラット」を子供向けに売り出そうとしたアニメ。
 アイドルユニットを売り出そうとしたり、女の子向け玩具を促進してみたりと意気込みだけならすんばらしいものでしたが、そもそもオタクガジェット盛り込みまくりでスタートしたでじこが子供に受けるはずもなく……。てこ入れとして「プリンセススクール編」が始まりますが、状況は好転せず。が、一種の諦念のようなものが漂い始めた頃から、それまでのデ・ジ・キャラットとは一線を画す癒しオーラ*2を発するように。一年間にも及ぶシリーズの過酷さを思い知るようでした。

  • PEACEMAKER鐵

 いわゆる新撰組もの。斬新的な坂本竜馬像に視聴者ドびっくり。池田屋襲撃での怒涛の剣戟には度肝を抜かれました。生温い話や謎のおじゃる言葉使いのミラクル刺客が半端に絡んできたりと、全体としては散漫な出来でした。あゆ姉死亡回の作画がずば抜けてきれいだったことも印象的。というように、時折見逃せない回があったりして、切るに切れないアニメでした。

*1:撃っても撃っても弾の無くならない銃を内藤御大はそう呼んでいた、気がする。

*2:これでいいじゃん。君も俺もこれでいいんだよ、うん。みたいな