じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

スターシップ・オペレーターズ 第8話

 複数艦による戦闘は、各艦の信念が生死を分断した、といっても過言ではない結果に。両方きっちり作戦を立ててきたはずなのにそこんとこお構いなしでしたね結局。国を捨て、乗員の生命を選んで同盟に加わったコンキスタドール艦長エルロイに対して、国を捨て、アマテラス乗員に未来を賭け特攻したシュウ艦長ウォン。*1マリアナ艦長ベルモンドのアマテラスを見下した態度は王国のそれと何ら変わりはない。世論を動かす為に己が生きる道を選んできたアマテラス*2コンキスタドールとアマテラス、背負う重責を自覚している者が生き残ったわけだ。*3しかし、です。アマテラスのみなさんがこの期に及んでグダグダ文句垂れてせっかくかっこよくキまるところを台無しにしてる。特に「提督」シノンさんがリオを責める辺りなんか、今更言うことではないし、非常に見苦しい。あとタカイの投げやりな態度。シュウに敬礼!とかシュウの仇!とか言って泣いておけば、シェンロンを道連れに強制ワープって展開は燃え燃えにもなっただろうになあ。

*1:シュウの捨て身の突貫に、エルロイは「分かりかねる」と感想を漏らしているのも面白いところ。自分の守る領土は手元にある乗員か遠くに羽ばたく若者の未来か、という価値観の対立になってる。

*2:ここの艦長さんはお飾りですが

*3:重責っても、コンキスタドールとアマテラスとではその質がまるで違うわけなんだけども。