じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

仮面ライダー響鬼ショーを見ました

 
 ぶらっと街を周ってたら、デパート前の広場で響鬼ショーの看板が。見る機会がそうそうあるものではないので、昼下がりの子連れパパのふりして見てきました。
 ショー自体は、はじめにお姉さんが出てきてコールの練習&観覧の注意→怪人登場→響鬼登場・怪人一旦退治→怪人またあらわる→ちびっこ舞台へ→響鬼威吹鬼登場→怪人退治の良くある構成だったんだけど、怪人の二度目の登場のくだりが何かおかしい。
 響鬼で怪人といえば童子なんだけど、童子は一度目の登場でやられてしまう。その時の戦闘の生き残りとして、オリジナルの怪人が現れるわけだ。ところがこの怪人のいでたちが何かおかしい。迷彩ルックに編み上げブーツはまあいいとして、銀行強盗のマスクみたいなのの上に緑の手ぬぐいを頭に巻いた珍妙スタイル。しかもてぬぐいにははっきりと「伊右衛門」の文字が。なんだその「食品売り場から景品拝借してきました」みたいなんは。そしてその怪人が名乗りを挙げるわけだが。「私はおじさんだ」お、おじさん?
 そこから、自称「おじさん」とザコ2名*1によるコントが始まる、つうか始まってしまう。おじさんが「整列!」と号令を上げると、縦に綺麗に並ぶザコ。すると間髪入れずに「ブーッ」と吹いてぶっ飛ぶおじさん。……どっかで下積みでもしてきたんかな。「縦に並んだらお客さんに見えないでしょ!横!おじさんの横!」次はおじさんの横ぴったりに張り付くザコ2名。「くっつきすぎ!ゼロ距離メートルだから!インチに直してもゼロ!」おじさんトばしすぎ。「もっと離れて!」ときたら当然、舞台のハジまで離れるわけだ。場数踏んでる動きだぜ。
 まあそんなこんなで、おじさん率いる組織は、GW中に、全国津々浦々に構成員を100名送り込むのが目標だそうで、GWも残り1日なので手っ取り早くちびっ子たちに構成員になってもらおうという腹づもり。そいで4人ばかし見繕ってくるわけだけど、響鬼ルックに身を包んだ子供をこれでもかといじり倒す。「ヤングマン、さあってそれはヒデキ」とか、「こうしてみるとまるで響鬼だけど、帽子をこうすると(つばを折る)池中玄太」と、子供そっちのけで飛ばす飛ばす。そのあとに謎のおじさんダンス*2を子供たちに教え込み、おじさんタイム終了。おじさんタイムだけで10分近くあったんじゃなかろうか。この間、響鬼たちの出番なし。
 一通りコントが終わると、それまでフレンドリーだったおじさんの態度が豹変。「そろそろ魔化魍が育った頃だ」と衝撃の告白。ええ、今までのコントは時間稼ぎに過ぎなかったのか!?まんまと騙されたぜ!

 響鬼が颯爽とやってきて、のちに威吹鬼も参戦して大混戦。なかなか見ごたえある殺陣でした。威吹鬼に蹴られてるのがおじさん。

 魔化魍に音撃棒を叩き込む響鬼。ちゃんと音撃鼓を魔化魍に埋め込んでます。というか、布の切れ目に差し込んだだけなんだけど。ここに至るまでの威吹鬼との連係プレイが見所。

 そして「シュッ」。おしまい。あーなんか盛りだくさんで楽しかったです。というか、おじさんナイスキャラすぎた。

*1:「イー」と鳴くアレにそっくり

*2:右手を腰の後ろに向けて振り、「おじさん、がんばれ」とエールを飛ばす