ヨコハマ買い出し紀行の匂いがしますね、背景とか、寂れ具合が。そこはかとなくエロイ匂いがするのでなおさら望月版ヨコハマっぽい。OPがもうシビレル位に気持ちいい。太い描線にキャッチーな色使い。あとヘソとスカート翻り。あーたまらんです。本編。夏休みを利用？して離婚して別居してる父の元に遊びに来てる主人公・歩。暗めの性格。物事に対して冷めてる節があるのかもしれない。どうにも馴染めない、一癖ある住民達。特に斎藤千和声の少女がたまらん。アニタだ、葉月じゃなくてアニタだ。リバーシブルのぬいぐるみをひっくり返す仕草がかわいいね。この子はどうも妖精？わっくんの姿が見えているらしい。バスでやってきた少女・潮音に何か訪ねられるもスルー。「またシカトかよ」この田菜の住民に無視されたのが二度目なのか、美玖と面識があるのか。お姉ちゃんにくっついて歩いている事が多いことから、美玖は単に人見知りが激しいだけなのかも。登場人物もそうだけど、動物たちも癖のある顔立ち。片耳の千切れている猫のおかか婆(何故か原チャリ兄ちゃんが敵対視してる。この人も変な人だ)、麦藁帽を被った犬などなど。歩の父(口調がインテリ臭い)が獣医をやっているようなので、これからも動物は色々出てくるんでしょう。演出はひたすらローテンション。おそらく今回の見せ場だったはずの妖精わっくんの登場シーンも背景と同調しててあんまり不思議な感じがしてこない。なんというか、ビビットなキャラデザと美しくも寂しげな背景を見てるとそういうのが出てきてもおかしくない雰囲気がある、ような。とりとめなくなってまいりました。ええつまり、面白かったです。現実と乖離した不思議世界というよりは現実から一歩はみ出たような。劇中で住民の事をお父さんがそのような評価をしてましたが、まさにそんな感じ。そんな描き方がなんだか気に入りました。期待。
