ラノベ一冊

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)

　これ面白かった。序盤読んでてハルヒだったらやだなあと思ったんだけどあっち系ではなかった。個性的過ぎる登場人物が織り成すハートウォーミング？なコメディもの、と言おうか。ちょっと中盤が暗すぎるんだけれども。
　まったくの他人が家族愛に目覚める過程がすっぽり抜け落ちてるけど、それぞれが孤独な人生を送ってきたってバックボーンだけでもそれなりに説明にはなっているかな。しかし月香(くらげ、のようなもの)はようわからん。あれよく通ったなあ。というか、アレを家族の一員として認めてしまえる乱崎のみなさまは懐が深すぎるぜ。続巻もあるらしいけど、これ短編向きの題材のような。ショートストーリーをぽんぽんと読んでみたいですね。あと凶華様２０歳の胸がフラットすぎる表紙もすてき。