じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

シュガシュガルーン 第1話

 最近の魔女っ子ものはペアが流行りなんだろうか?魔界からやってきた唯我独尊少女ショコラと大人しめな女の子バニラが、魔界の女王になるために地球で修行だぜ!という話。安野モヨコの少女漫画が原作らしいのですが、すっげえ乙女乙女してて*1人を選びそうではあるな。
 憧れの対象になるのであろう年上の男性陣二名の自己陶酔っぷりが凄まじい。恋に落とした方がジャスティスという(魔界側の)倫理観が絵になったようなナルシスト達。ありゃあ男にはモテないぜ。僕は好きですよ、先生の方は。我らがヒロイン・ショコラさんはというと、悪口は挨拶で、気が強くないとモテない、という魔界のルールに則った、そういう意味では正しい育ち方をした女の子。しかしそんな子が地球でモテるはずもなく、男の子はどっ引き状態。クラス総スカンになってもおかしくないくらいだけど、何故か女の子(一部かもしれないけど)には受けている不思議。クラス中を引っ掻き回すバイタリティがあるくらいじゃないとやってけないぜという社会風刺か?知らんけども。そんなリアクションが返ってくるところが意外で、面白い。しかもちょっと流行ってきてるっぽいしな、「言う事聞かないとぶっとばす!」っての。でもまあそんだけ魅力があるってことなんだわなー。これは痛快ラブコメが期待できそう。こういう気の強い女の子がさ、どかーんと風穴を、いや何の穴か分からんけど、ブチ開けるってえのは爽快じゃない。ショコラさんにはぜひこの調子でがんばっていただきたい。まあちぃとくらいは地球の常識を学んで欲しいな、丸くならない程度に。
 他、ショコラさんとは真逆の内気少女バニラさん*2とか、地球で出来たお友達3人衆*3とか、小憎たらしい反応が逆にかわいらしいクラスの男子達とか、まあもう、みんなまとめてかわいいわけさ。こいつら見てるだけでも飽きないだろうなあって期待を持たせてくれるナイスキャラ達。これは楽しいよ。
 あ、庵野秀明安野モヨコ絵コンテのOP、いいですね。本編の「小憎くもかわいい」って要素が詰まってます。見た目派手だけれど、男の子のかわいいしぐさなんかも垣間見れて女性的な視点も見れて色々楽しい。なるほど、これが夫婦コンテ。
 次回予告、「次も見ないとぶっとばす!」は、「見てくれないと、暴れちゃうぞ」程度には浸透するかなあ。声の強烈さでは負けてないと思うんだけど。しかしこの声、合ってるね、こんなに小悪魔的に聴こえるとは。*4
 これはおもしろい。

*1:溶岩がチョコ味とかどうでもいいところまで乙女してて、徹底してるなあと関心しきり。いやほんと。あとあれ、相手の心がときめいているか覗けるっていう設定の「覗きメガネ」。目の辺りにピースを作るポーズ。あれはイマドキっぽいポーズだけど、案外かわいくキマっている。キャラデザとバランスが取れてる証拠かな。

*2:魔界ではいじめられっ子で、地球に来たとたんモテだした、てのもショコラさんの真逆でおもしろいところ

*3:特に、クラスのかっこよい男子に一目惚れしてるももまんちゃん

*4:ファフナーではじめて聴いた時はぶっ飛んだけどすぐ慣れました。麻薬的な魅力があるんだわあ