終わりました。いやはじまりましたというべきか。トーマが人間にも痛み悲しみがあると目覚めるくだりが少し性急だった気がしなくも無いですが、ハッピーエンド。地殻のゆがみをアクエリオンが生命の樹に成り代わって腕で縫ってしまうというとんでも解決法に一本取られた気分。
いやしかし。いろんなとんちきなものに目を奪われがちでしたが、これは結構真っ当なお話だったのでは。対立するお互いの種族には同じように仲間がいて、仲間を失えば苦しみもある。天使と人間、手と手を合わせた先に何が見えるか。ここに辿りつくための今までの痛み苦しみの物語だとしたら、フムンと得心するわけで。うん。楽しかった。
