じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

楽しいアニメブログへようこそ! カジュアルアニメブログのすすめ

http://blog.livedoor.jp/anipression/archives/51346687.html

この記事はアニメブロガー向けのアニメブログのすすめであるようですので、自分はちょっと視点を変え、これからアニメブログを始める人たちに向けた、「アニメブログのすすめ」記事を書きたいと思います。

最近、更新が途絶えるアニメブログが多いですね。ここもそうですが。
そして、そんなアニメブログのあり方についても疑問視される風潮があるようです。
そもそも、なぜアニメブログの更新が途絶えがちなのか、ツイッターなどの単文感想に流れていきがちなのか。それはひとことで言ってしまうと、「アニメを重く考えるから」。
アニメには無限の可能性があって、その良さを伝える使命が自分にはある、と。良記事を書こうとしているひとはみなアニメを愛していますし、そして自分もそうです。でも、その愛が重すぎて、誰かに伝える前に自分自身で抱えて潰れてしまう。
そして、世に伝えるべきアニメは、今こうしている間にも次々と新作が作られていきます。
生粋のアニメブロガーでさえ、長年やっていると、次々にやってくる新作アニメの重圧に耐えられなくなっていくのに、これからアニメブログに新規参入しようという人はさらに腰が引けてしまうことでしょう。
よりおもしろいアニメブロガーは、そうしたアニメブログを始めようか悩んでいる人たちにこそいると考えます。
その芽を潰さないためにも、ここで私は「カジュアルアニメブログ」というスタイルをお勧めしようと思います。

私にとって、アニメとは「習慣」です。
朝起きてごはんをたべ、仕事をし、帰宅し、風呂に入って寝る、その1日の生活の中に当然のようにとけ込んでいます。アニメを見ない日は無いです。
その生活サイクルの中に、「アニメ感想を書く」、というもうひとつの「習慣」が存在していた時期がありました。その経験から、カジュアルアニメブログというスタイルはどうだろう、と提案させていただきたい。

まずはアニメを見る「姿勢」について。
アニメを見るときに何に注目するか。これは人それぞれです。
様々な見方がアニメには存在します。
「作画」「演出」「シナリオ」「声優の演技」もしくはアニメーターや演出家、スタジオ単位で注目し、過去の経歴から作品を読み解く、などなど、多岐に渡ります。
しかしこれは、これからアニメブログを始める方にはなかなかハードルの高い要求ではないでしょうか。
まどマギからアニメ好きになってブログ始めようと思うんだけど、脚本家とか分かってないと出来ないんですか?」
そんなことはないです。

まずは、アニメを楽しんでください。
そしてアニメを楽しんでいるあなた自身の素直な気持ちを、日記にしてみてください。

たとえば。
私は、少し前、某巨大掲示板のあるスレに常駐していました。
「お酒に合うアニメを薦めるスレ」とか、そんなタイトルでした。
そこでは、「仕事を終えたあとにまじぽかをアテにして飲むビール最高」だとか、攻殻機動隊などのリッチなアニメには高めのお酒を用意するとか、そんなささいなやりとりが交わされていました。
本当に些細なレスのやり取りなのですが、これが非常に面白かった。
感想日記に、そのようなスタイルを混ぜ込むのもまた一興でしょう。
さんかれあのれあパパみたいなジェントルに浸りたいので、ちょっと良いワインをあけてしまいました。れあパパのれあコレクションを眺めながらいただくワインは実に美味」みたいな。
私はこのようにアニメを楽しんでいます、あなたはどうでしょう、という問いかけも、また有効です。

自分独自の理論を構え、アニメを考察するのはとても有意義なことですし、私はそのようなサイトを好んで読みますが、まずは自分のアニメ視聴スタイルを知る所から始めないと、早々にくじけてしまうものです。

アニメブログを始める前に、まずは環境を用意する。これは大事です。
といっても、大仰なことではありません。
「アニメは1日に2本まで」とか、「アニメ感想にかける時間は30分まで」とか、そんな簡単なお約束事です。
良い記事を書こうと構えるとどうしても時間をかけたくなりますし、通になるために多くのアニメを視聴しなければと考えがちです。
そうすると、本来はするべきこと、十分な睡眠ですとか、食事時間ですとか、そういう時間が削られていきます。
それは覚悟のいることですし、そうしたことで良記事は生まれるかもしれませんが、はじめからそのようなスタイルを、私はお勧めしません。
だから、上記のように、お酒やおつまみ、未成年ならおやつやジュースを携えてカジュアルにアニメを見る、というような環境づくりも、アニメブログを続けるためには有用であると考えます。
「良記事を書くぞ!」と重く構えてアニメを見ると、好きなはずのアニメ自体が楽しめない、という悪循環を起こしがちです。適度にリラックスする姿勢も大事なのです。

私としては、まずは思ったように楽しんでブログを書いてほしい、と、そう願うものです。最初は「気分」のまま書き連ねるのも悪いことではないと思います。

アニメ感想サイト黎明期、アニメ感想には「気分」が色濃く反映していました。
「今日学校で嫌なことがあって」「人間関係がうまく行かなくて」とか。
もしくはルンルン気分で見たアニメで心を折られたり、あまりに身につまされる話に感情移入しすぎてしまい枕を濡らしたとか。
アニメの内外でおこる、そうした「気分」が大きく反映され、冷静な「分析」ではなくなっている「日記」が多く見受けられました。
それはアニメ感想の始祖とも言われるスタイル、「各話感想系日記」に見られる傾向のひとつでもありました。
それはおそらく、「考察」とは相容れない記事の書き方で、しかし、私はそのような感情の揺れが大きく反映された記事を見るのがすごく好きでした。
私はアニメが好きですが、アニメを愛する人のことも、また好きなのです。彼、彼女らの一喜一憂は他人事には思えず、アニメで揺れるおのれの心をすら綴った記事は、とても瑞々しいものです。

長くなりました。
長く、楽しく続けるための秘訣。それは習慣にすること。
アニメを愛する人を知ること。
そして、アニメのある生活を慈しむことです。
おもしろい記事を書く秘訣も、上記に含まれています。
楽しみ、慈しみ、日々の生活が充実してこそ、あなたにしか書けないユニークな記事が生まれるのです。

さて。
ここでは、アニメブログについて、これからアニメブロガーになるひとたちに向けて書いてみました。
次の記事では、これからアニメブログを読もうとしている人たち向きの記事になります。
今、滅びつつあると言われ、かつてはもっともカジュアルにアニメを見続けていた「各話感想系ブログ」の読み方についてです。