じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

「2012年アニメドラフト会議」 を振り返るひとり大感想会 後半戦

【木曜日】
・じゅじゅる的木曜の見どころ
週のど真ん中です。
自分のデッキ、相手デッキの構築度合いを計る時です。
「後半で取るはずだったあの作品を取られた」、「この流れだとあの人にあの作品が取られそうだ」と頭を悩ませ始めます。デッキの再構築を余儀なくされる方も多いでしょう。てゆーか自分がそうでした。
後半戦の流れを掴む為の大事な一手となります。


すぱんく AKB0048
フルフロ 夏色キセキ
おはぎ 中二病でも恋がしたい!
じゅじゅる Another
karimikarimi モーレツ宇宙海賊
テリー・ライス モーレツ宇宙海賊
抹茶 となりの怪物くん

フルフロさんが「あの夏で待ってる」→「夏色キセキ」で夏コンボを決めてる!
抹茶さんの乙女デッキの完成度がすごい。おはぎさんも、多くの人にお勧めしたい良作ぞろいです。

ここで二度目の被り発生。
モーパイは良いアニメだったので、中核に欲しい、というのはよくわかります。
そしてなんとか度判定が示した結果がこちら。

モーレツ宇宙海賊度判定
karimikarimiさんのモーレツ宇宙海賊度は22.8%です。
テリー・ライスさんのモーレツ宇宙海賊度は97.6%です。


そして、karimikarimiさんが再度選んだ作品は「キルミーベイベー」。
あー、今振り返ると、キルミーもデス感強いですねー。自分のデッキにもこれ欲しかったかもなあ。
karimikarimiさん、かなり独自色の強いデッキが出来上がりつつあります。<そのころのじゅじゅるは>
死人デッキを組むとなったときに「Another」を入れる事は決めていたんですが、どのタイミングで組み込むかについては非常に悩みました。
後半戦では誰かが取りにくるだろう事を恐れて、まあ、ちょっと拙速だった感は否めないのですが……。でも、静の前半、動の後半とのブリッジとしては良かったんではないかと。でも、うーん。今でも正解は分かりません。こうしてうんうん悩むのもこのゲームの面白いところですね。


【金曜日】
・じゅじゅる的金曜日の見どころ
さて、週末に突入です。
仕事や学校が終わって、どのような週末を視聴者にお届けできるか。各局の腕の見せ所ですね。
また、Ustの方では、「例年通りだと後半はグダる」といった評が聴こえてきます。
多くのカードが出揃い、手が封じられつつあるからでしょうか。ここをどう突破するか。


すぱんく プリティーリズム・オーロラドリーム
フルフロ サイコパス
おはぎ この中に1人、妹がいる!
じゅじゅる 絶園のテンペスト
karimikarimi あっちこっち
テリー・ライス 新世界より
抹茶 ココロコネクト

すぱんくさんはヒロインのかわいいアニメを揃えてきますねー。
あともう、karimikarimiさんがすごすぎます……。人の心をブッサしにくるラインナップです!
抹茶さんのデッキはもう、完成図が出来上がってるんだろうなー。<そのころのじゅじゅるは>
死人に翻弄される人々を描く「絶園のテンペスト」はいかにも今回の僕のデッキ向け案件。しかも、年末に差し掛かって左門さん演じる小山力也さんののグラつき演技が炸裂。大のおとなが、十代半ばの小僧どもに翻弄されていく様に多くのアニメファンがトリコに。見ていて妙にテンションのアガるこの「愛花のカレシ問答」を花金にセレクト。
が、この辺りで「これならジョジョ入れた方が」と言う声がUstから聴こえて、「あ!」と思わず短い悲鳴を上げてしまい……。その発想は無かった……。がっつりゾンビですやん、しかも僕ジョジョ好きだし……。絶園入れた事自体に後悔は無いんですが、「ジョジョを含めたゾンビデッキ」について考慮してなかったってのは完全に手抜かりでした。うぬう。
ももう残り二手だから突っ走るしか無い!ガッツだ!と自分を鼓舞しつつ土曜へ!


【土曜日】
・じゅじゅる的土曜日の見どころ
みんな浮かれる土曜日です。土曜となると朝にもアニメたくさんやりますし、デッキを組む際にも子ども目線は気になるところです。「局としてどのような休日をプレゼンするか」というところでしょうか。残り二枠、正念場です。

すぱんく 機動戦士ガンダムAGE
フルフロ きらデコッ!
おはぎ リトルバスターズ!
じゅじゅる 黒魔女さんが通る!!
karimikarimi はぐれ勇者の鬼畜美学
テリー・ライス 黄昏乙女×アムネジア
抹茶 リトルバスターズ!

うお、すぱんくさん、ここで「ガンダムAGE」!?いやAGE好きだけど、かわいい系で攻めてくるのだとばかり……。
karimikarimiさんはもう独走状態に入ってますね。これは自分を含め、誰かがカットを考えていく場面だったかも知れません。今振り返ると、ああ、こういう流れなのか、と俯瞰できますが、やってる時はなかなか周りを見る余裕ができないものなのですね……。
テリー・ライスさんの「新世界より」→「黄昏乙女×アムネジア」って組み方が好きだなー。深遠なる世界の裏側へようこそって感じ!


さて、3度目の被りです。
抹茶さんにとっては2度目の被りです。

ここでドラマが!

リトルバスターズ!度判定
抹茶さんのリトルバスターズ!度は93.1%です。






おはぎさんのリトルバスターズ!度は93.6%です。


この確率で負けてしまうとは!

しかし、抹茶さんはへこたれません(想像オンリーで語ってます)。
ここで二度目の選択権を経て選んだ作品が「謎の彼女X」。
うわー!大好きなんだよなぞかのー!なのに何故今まで思い浮かばなかったこの名前をー!
ほんとにもう、「よくぞ今まで残ってた!」て感じで。はじまりの樹が運命を操作していたとしか!この一手で、抹茶さんのデッキはキュッと締まった感じになったと思います。甘さの中の辛さ、甘辛コーデ!<そのころのじゅじゅるは>
このあたりでようやく、「俺、周り見えてなくね?」と気付きます。い ま か よ。
もう最後の枠は決まってるんでどうしようもないのだけど。そこ外すとこのデッキのコンセプト崩れちゃうし。
黒魔女さんはあの、チョコとか生命の危機に遭遇しすぎなんだけど、次の日には「また委員長が新しい委員会を作りました、とほほ」とかやってんです。魔女見習いも学校も、チョコにはただの日常で、文句良いながら精一杯エンジョイするだけなんですね。ものすごくたくましくて頼もしい。
土曜の夕方に見たいアニメと想定して入れました。死のにおい濃厚だけど、なお明るいアニメで週末を埋める腹づもりでこうなりました。


【日曜日】
・じゅじゅる的日曜日の見どころ
さて、泣いても笑っても最終日です。
今まで素晴らしい足運びでも、ここで外すと支持も得られない。
日曜から月曜にループするみたいな仕掛けを仕込んだり*1、かっちり締めてきたり、みな己の美学に基づいてオーラスを締めくくろうとします。残された手札で有終の美を飾れるかどうか。さあ、ついにフィナーレです。


すぱんく 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A
フルフロ ゆるめいつ
おはぎ カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜
じゅじゅる これはゾンビですか? OF THE DEAD
karimikarimi ゆるゆり♪♪
テリー・ライス うーさーのその日暮らし
抹茶 ジュエルペットサンシャイン

テリー・ライスさん、最後に「うーさー」!固めのラインナップから「うーさー」!
あ、それで初手が「じょしらく」なのかな?じょしらくからうーさー、うーさーからじょしらくっていうのはループしてる感があってナイスですねー。
最後は皆、肩の力の抜けた締めになっている印象ですね。この結果を受けて、次回開催で皆どのようなデッキ構築をするのか、今から楽しみです。<そのころのじゅじゅるは>
通った!第一部完!
やりきった感が全身を駆け巡ります。
このデッキは静のゾンビ・「さんかれあ」から始まって、動のゾンビ・「これはゾンビですか? OF THE DEAD」で終わらせるために組んだデッキなので、このふたつが通れば自分的に及第点はあげられる。あとは票が入るかどうかですが、それはここまで来たら天任せなので。
これはゾンビですか? OF THE DEAD」は、ゾンビである自分に苦悩とか無くて(前期はちょっとあった気がする)、ゾンビだということさえ気にせずに生きていける今の自分が案外気に入ってそう(コスプレはともかく)で、そこ好きなんですよね。ハルナちゃん達との疑似家族の描き方も良いよね。ゾンビ=敵ではない、って設定が「さんかれあ」とも繋がって、2012年の死体アニメ事情(何それ……)を反映した、みたいになってて嫌いじゃないわ、我ながら。


【戦いを終えて】
結果はこちらを。
http://d.hatena.ne.jp/karimikarimi/20130114
まずはkarimikarimiさん、優勝おめでとうございます!
終わってみれば圧勝。すごく揺るぎない美学を感じました。
そして僕ですが、なんと、二票いただきました!
あああうあああ、0票も覚悟していたんですが、二票も!ものすごく嬉しいです。ありがとうございました!
あと、もう少し周りを見てデッキ組め俺、な。

僕のデッキは、テーマがはっきりしてるくせにわかりやすい穴があって。例えば、「このデッキなら『黄昏乙女アムネジア』は?」という声とか、前半戦は「狙いが分からん」という反応もUstではあって、そこは反省点なのですが、好きな作品だけで埋めたかったという欲には勝てませんでした。そこに後悔は無いです、好きなんだもん。でもジョジョは盲点だった。くやしい。
この「局としての統一感」と、「俺が見たい/見てもらいたいアニメはこれなんだ!というわがまま」を両立させるのは難しいんだなーと参加して初めて気付きました。
この記事を読んでいただいた方には読まれてそうだけど、抹茶さんのデッキはかなり僕の心を揺さぶりました。乙女なラインナップで統一感ぱないし、何度判定に阻まれようとデッキの方向性は変えない。投票する権利があるなら抹茶さんに一票入れたなあ。
みなさんのデッキ構築過程を会議参加者目線で見れたのは新鮮でした。戦略練ってますよね。
デッキの構築コンセプトってこんなに人がいても被らないんだなあ。みなさんの個性炸裂で、デッキがもりもり出来上がる現場に立ち会えて、心躍りまくりでした。やー、楽しいひとときでした。

*1:すぱんくさんの去年のドラフト記事より http://spankpunk.exblog.jp/17087164/