じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

居酒屋たまきSS ソルティドッグ

ガラガラ


長官「こんちゃー」
女将「あらゆっきー、いらっしゃーい」
長官「おひさー。よっこいしょーいちっと」
女将「ゆっきー、今日はご機嫌ねー?」
長官「いやあ、明日から連休なんだよ。ほら、この商売、GWとか休めないからな。もう明日は昼間から家飲みだな」
女将「大変なお仕事だものねえ。じゃ、今日は何から行っちゃう?ルービー?チンカチンカのルービー?」
長官「んーそうだなー。じゃあ、ソルティドッグ
女将「えっ!?」
長官「ソルティドッグ
女将「いやいや、ちょっとまって……」
長官「(調理場に向けて)ソルティドッグ一丁!」
店員A「ソルティドッグいっちょー!」
店員B「ソンソンッッッショー!」
長官「ファミコンか?」
女将「あ、あああ……(ガクガク)」
長官「何なん、さっきから。何なん」
女将「あのさ、ゆっきーさ……。なにかとごっちゃになってるの?」
長官「んん?」
女将「ほら、例えばね。エレベーターとエスカレーターって時々どっちがどっちか分からなくなるでしょ」
長官「んー、あるかも」
女将「どっちが昇るやつでどっちが降りるやつだったっけ?って」
長官「どっちも昇るしどっちも降りるなー」
女将「なるほろ」
長官「なるほろいうな」
女将「なるほろ・ザ・ワールド!!(ビシッ)」
長官「……うん。いいから」
女将「ここから本題ね」
長官「うん」
女将「アメリカンドッグとホットドッグ、どっちが食べたい?」
長官「うん?……まあ、ホットドッグかな」
女将「だしょー!」
長官「だしょーいうな」
女将「じゃあ、フレンチドッグと秋田犬は?」
長官「ええ!?いや、後者は無いかな……」
女将「前者も無いでしょ!?」
長官「いやー、たまに食べると美味しいぞー?」
女将「やだ……。こんなゆっきーみとうなかった……(距離を置く)」
長官「何なん。このざわつく感じ、何なん」
店員A「ソルティドッグおまちしゃーしたー」


スッ(グラスが差し出される)


長官「お、きたきた」
女将「ああー!!」
長官「うるっさ!」
女将「ああー……。ごめん、ゆっきー!ほんとごめん!」
長官「今度はなに……?」
女将「いやー、そうか、そっちかあ、盲点だったー!」
長官「盲点とは。……あ、いや、やっぱやめて」
女将「いやほら、私てっきりさ、塩焼きの」
長官「やめろ」
女将「塩焼き」
長官「やめて。ほんとやめて。今鳥肌立った。うっわー、ざわわってなった」
女将「あらー……。うん、いやな事は呑んで忘れよ!ね!」
長官「いやもう、自分で言うなよー。もうなにー、酔わないとやってられん!」


グビグビ、ッターン!


長官「チンカチンカのルービー!!」
女将「チンカチンカのルービー入りましたー!」
長官「あと焼き鳥!」
女将「塩焼き美味しいよー」
長官「た・れ・で!!」


そしてたまきの夜は更けていく。

シチュエーションコメディアニメ「エクスメイデン」

サザエさん」などの一部のアニメを除き、日本のアニメになかなか定着してこなかったジャンル「シチュエーションコメディ」。
それがここ数年で根付きつつあります。
ラジオの収録現場を舞台とした舛成孝二監督「アンドロイド・アナ MAICO 2010」や、「練金3級 まじかる?ぽか〜ん」「戦国コレクション」などのシリーズのうちのいくつかのエピソードなどを経て、「秘密結社鷹の爪」のヒットによって近年増加傾向にあるこのジャンル。
アメリカのドラマでは古くから定番で、しかし日本では結局浸透しなかったこのジャンルが、何故今アニメで定着しつつあるのか。
それはFLASHMMDなどの低予算・少人数プロジェクト向きのフォーマットと、少人数の出演者と特定の舞台で展開するシチュエーションコメディの相性の良さにポイントがあるのかもしれません。
複数の設定起こし、様々な背景の制作等へのリソース注入が軽減された分、より根源的な芝居への注力がなされたのが「エクスメイデン」なのでは、と思うのです。
エクスメイデンでの「芝居」とは、声優、モーションアクターの芝居、それらを経てのCGでの調整。
芝居の重ねあいによって出来上がったキャラクターからは立体的な人間性を感じます。
また、カメラ固定ゆえにごまかしが効かない小物の配置やキャラクターとの間合いに対する気配りにも目を見張ります。
「いつものあの場所でいつものメンツがいつもの日常を過ごす」という、ドラマティックにはほど遠い「今このとき」を切り取る最新のこのシチュエーションコメディには、従来のアニメーションのきらびやかとは違う種類の職人の仕事が忍ばせてあります。

エクスメイデンSS 鈍色の特訓

長官「みな、集まったな。日々の訓練ご苦労」
純「えへへ、それほどでも」
葵「ほんとにそれほど訓練してないので何とも言えないです……」
長官「ここまではまだ序の口。相撲で言えば前頭三枚目くらいだ」
葵「序の口じゃないんですか……。もう幕内なんですか……ちょろいな地球防衛……」
長官「そこでだ。諸君らには本日から本格的な特訓に入ってもらう」
みどり「そ、それってまさか」
長官「そう。エクスメイデンの操縦訓練だ」
葵「くっ、ついにこの時が来たか……。ゴクリ」
ジル「よーし、どかんどかん動かすぞ!」
長官「うむ、その意気だ。では、みなこれを」
サッ
純「ん?」
ジル「これって……。ゲーム機のコントローラー?」
みどり「一体なんです?」
ジル「全員違うやつだー。わたしのボタンふたつだけ?」
純「え、あたしのボタンなんかいっぱいなんだけど。なんかいっぱいなんだけど!」
葵「いや数の問題じゃねえよ!これで何をしろって言うんです!?」
長官「イメージトレーニングだー」
葵「ああ……。またそれ系か……ぐったり来るわ……」
長官「おいー。しっかりしろー。イメージトレーニング大事だぞー。本番で指くじいたらどうするー」
葵「え、ロボ操縦のリスクってそんくらいなんすか……?」
純「うわ、指つった!左上の押せない!」
葵「お前マジか……」
長官「ほれみろー。これで分かっただろう、諸君らの使命の重さが」
みどり「意外と軽いのは分かりました」
長官「よし、それではふたり一組になってくれ。片方がフェロウ役、もう片方が操縦者を演じ、模擬戦を行う」
葵「うっわローテク」
みどり「役?」
長官「頭の中で戦っている自分を想像するんだ。まあ組み手だ。頭を柔らかくなー」
ジル「みどりちゃん、わたしと組もう!」
みどり「ええんやでー」
葵「相変わらず馴染まないな、関西弁。じゃあ私は純とか……」
純「あたしフェロウやる!」
葵「といっても……。このリモコンで何をどうすれば……」
長官「キーの上で前進、Aボタンでパンチとかでいいだろう」
葵「『とか』って……。いやもう早く終わらせよう。来い、純!」
純「はいドーン!!」
ブンッ
葵「うわあ!?何すんだお前ー!?」
純「右ストレートですけど」
葵「フリでいいんだよフリで!今のマジパンチだろ!」
みどり「あのー、そもそもフェロウって腕とかあるんですか?」
長官「あったりなかったりだ」
葵「ええー……」
長官「想像で補えー」
葵「マジックワードだな、想像力……」
ジル「よおし、行くよみどりちゃん!エクスゥゥゥ、ビィィィィム!!」
みどり「きゃあーやーらーれーたー」
葵「あ、必殺技叫ぶ系なんだ?」
長官「昭和だからなー」
葵「もう突っ込みませんからね」


30分経過


みどり「はあっ、はあっ……」
葵「大丈夫かみどり」
みどり「これ、フェロウ役、しんどくないですか……?」
葵「ロボ側はビームとか出しとけばなんか迎撃できるみたいだからな……」
純「葵ちゃん、替わって……」
葵「やだよ、めんどい」
純「ちょっと司令ー、フェロウはビーム出せないんですか?不公平だ!格差社会!」
長官「そう。だから世の中から争いが消えないんだ。しかし、君たち選ばれた操縦者こそ、この不毛な争いに終止符を打つ最後の切り札なのだ!」
純「おお、なんかかっこいい!あたしがんばるよ!」
葵「うん、がんばれよ。フェロウ役をな」
純「あっ」


この世にフェロウはびこる限り、彼女たちの戦いは終わらない。ゆけ、エクスメイデン。想像力のつきるまで――。

雪村まつりの「カワイイ」は何で出来てるの?

カシオレ!(挨拶)

ちょっと今日はゆっきーこと雪村まつり(25)さんの話をしようと思います。


かわいいよね、ゆっきー。
なんでこんなかわいいの。


顔ほとんど映らないんだよー。
OPとあらすじと一話くらいじゃないの。
居酒屋だと顔半分も映らないし。
それでも可愛いって感じるの、すごくないっすか。


本作はプレスコっていう、声優さんの芝居を先に撮って、のちに絵作りをするっていう手順を踏んでます。
作業工程で序盤に当たる声優さんの芝居付けは、のちの絵作りにかなり影響を及ぼしてる。
そこが本作の根幹であるとも言えるのかな。


例えば、「居酒屋たまき 第一話 〜ほっけの塩焼き〜」で、ゆっきーが箸を一旦置いて女将にアジと出会った話を催促するくだり。
ここは矢作さんの呼吸の置き方に絵が寄せて成功している好例。
箸を置いてから発言させることでゆっきーの育ちのよさを想像させる良いカットになっています。
もちろん何らかの指示はあったと思うけど、こう、声優さんの生を感じるっていうの、プレスコの醍醐味だわね。
幼めなユッキーのこういうていねいな所作を見てしまうと、微笑ましい、可愛いなあ、みたいな親目線になっちゃいますね。


前記事でも芝居の細かさについて公式ツイッターから引用しましたが、「作業用アニメ」を自称しながら「魅せる」ことに手抜かりがない。


日常でもちょっとしたクセから人となりって伝わるものですからね。
僕ら視聴者もアニメスタッフからのメッセージをいっぱい受け取れたら、それは素晴らしい事ですよね。


さ、今夜も居酒屋たまきに行くか。

居酒屋たまきに花が咲く

みなさんこんばんわ。アニメブログ「じゅじゅるさん。」の、GWを「エクスメイデン」に捧げてるほう、じゅじゅるです。
今日は「エクスメイデン」の姉妹作?「居酒屋たまき」の魅力を抜き足差し足な感じでご紹介します。


D


いやもう8分ちょいの短いやつだから見たほうが早くね?って言い出すともうここの存在意義がゲシュタルト崩壊するので、やめます。

でもまあ見たほうが早いです。見よう。


居酒屋たまきは、まあつまりオトナ女子の居酒屋トークであり、ほんとにクダ巻いて酔っぱらうだけのショートコメディです。
カメラ固定で描かれる、非常に地味なシチュエーションコメディですが、何故か画面が華やいで感じるんですね。

何故だろう。

まつりちゃんが相手の話を聞く時にいちいち箸を置いたりとか*1とか、女将が横で話を聞いてる時も話には混じらないんだけど細かくリアクション取らせるとか、かなり手が込んでて非常に目に楽しいのです。

エクスメイデン公式ツイッターでもこの事は触れられています。







本当に油断ならない。

これは本編、居酒屋たまき、どちらにも用いられている制作方針ですが、より芝居の細かさが引き立っているのは居酒屋たまきのほうかな。

本編の赤丸純のような大きなリアクションを取るキャラもいない居酒屋たまきでは、キャラクターの佇まいにはより気を遣ってるんじゃないかな。

神は細部に宿ると言いますか。

まずは思う様に視聴して、二度見三度見ではキャラクターのお芝居を楽しむのもオツですかもですね。

画面に花が咲いていますよ。

またお酒が進みますね。

*1:こういう些細なところでキャラの性格描くの好き

僕がエクスメイデンを薦める10の理由

1.女子の日常会話をひたすら聴いていたい!
内容があるとか無いとかは良い。とにかく会話を聴きたいの!怒られない感じで!放課後とか居酒屋の!という贅沢な願いが叶うアニメ!
2.矢作紗友里さんの多彩なボケさばきがお見事!
冷たく突き放したり、ボケを潰したり、時には優しくたしなめる、でも実はノリが良い矢作紗友里さん演じる司令の合法ロリオトナっぷりが大変よろしい!
3.二大ウザカワヒロインに悶え苦しむ!
本編の主人公、空気が読めない唯我独尊系女子・赤丸純(CV:内田真礼)と、裏主人公こと「居酒屋たまき」の天然系ハリキリお姉さん・環はるみ(CV:本多陽子)。ふたりのウザカワ女子が場を引っ掻き回す!元気な同級生もキュートなお姉さんも好きですよ。
4.「間」に宿るキミョ―な笑いがクセになる!
会話の合間に流れるビッミョーな沈黙、かと思えば被せ気味に喋ってくるやつがいてトークのテンポが崩れまくり。もうなにもかもが可愛く可笑しくなる事請け合い。
5.作業用BGVに最適!
女子たちのにぎにぎしく、結構しょうもないトークは日々の景色にサラーッと流れ、あなたの心を洗い流すでしょう。
6.女子たちの仕草がかわいい!
腰を据えて見ると、わりと細かい仕草が入って気になったりするのよ。
7.「女子」という二文字に無限の可能性が見える!
言葉はいらない。約束もいらない。
8.「ロボ」という二文字に宇宙の真理が見える!
オープニングでしか動かないロボ!でもカッコいいデザインだロボ!ロボが出てくるアニメなら全て網羅したいあなたにお勧め!
9.時にはお気楽極楽な時間があっても良いじゃない?短い時間でさくっと楽しめるしね!
世間の荒波に揉まれる毎日。でも酒のつまみに、お茶のお供にしょーもない会話劇を楽しみたい!そんな時間が宝石なのよ。
10.「とりあえずビール」という世相に反逆したい
カシスソーダ。


どれかひとつでも気になった方!おすすめします、エクスメイデン!

君は「エクスメイデン」の勇姿を見たか! 〜舞台は放課後から居酒屋へ〜

GWど真ん中、皆様、どのようにお過ごしでしょうか。「今日は平日だよボケ」などツッコミが聴こえるようですが、そんな忙しい方、特に忙しくない方にも今!オススメのアニメがあります。


エクスメイデン
http://www.xmaiden.jp

西暦20XX年、突如現れた謎の生命体(フェロウ)
その凄まじい攻撃に、人類は苦戦を強いられていた。
しかし人類最後の希望、搭乗型フェロウ殲滅兵器「エクスメイデン」が、今動き出す。


というよーなあらすじが公式に載っていますが、もうざっくり説明しますと、CGの女の子たちがあーでないこーでないとボケて突っ込むコントアニメです。
最近だと「てさぐれ!部活もの」などに近い、「声優さんにある程度自由にアドリブを多く含む演技をしてもらい、その独特の空気感を楽しむ」といった形態のアニメとなっています。

もはや斬新とは言えなくなったこのスタイルですが、この作品を見ていてすげーと思った箇所がいくつかあります。
まずはじめに「いいなー」と思ったのは、CGモデル(MMDなのかな?)がかなりかわいい、ということ。
不気味の谷はとうに超えて、もう純粋に愛でる事が出来るレベルですね。
FBCさんの魅力的なキャラデザが活かされています。
CGやMMDで人物を描くアニメに出会うと「まだ発展途上の技術だからある程度の粗はご愛嬌」みたいな補正がかかってたんですが、もうそういう時代は終わって、CGやMMDモデルにも純然たるかわいさを求めて良いフェイズに移行しているなあとここ数年のアニメを見ていると思うようになりました。
このアニメは基本カメラ固定で、キャラとカメラの位置も一定を保っているため粗は感じにくくなっている一方、「カメラ固定故に常に芝居を入れないと不自然になる」というジレンマも持ち合わせています。
その辺りの細かい芝居付けも「モーションアクターさんが入っているから」だけでは説明できない魅力――髪をかきあげるはるみさんの妖艶さったら!――を発揮しつつあります。血のにじむ積み上げを感じます。


次に、どこまでが演出(や指導)でそうでないかが分からなくなる「間」の取り方。
第一話では隊員達と長官の初顔合わせが描かれるのですが、それぞれがどういう人間か分からなくて(真ん中に見える地雷みたいなやつがいるし)遠慮しあう間がミョーにリアルで、変な笑いを生み出してるんですよね。
なんかもう、「大枠だけ伝えられて初顔合わせのまま収録が始まってしまったのでは?」みたいな、アニメの隊員たちと声優さんの状況を勝手に想像してシンクロニシティを覚えるくらいに生々しいんです。
アニメ作品では中の人の存在を想像させてはいけないのだなと思い込んでいたんですが、手法によっては「ガンガン素を出していこう!」みたいなのはアリなんだな、と感じる次第で。
このあたりはどのレベルまでが演出家の指示で、どの程度声優さんが場をコントロールしているかが曖昧で想像の部分が多いのですが、収録現場を勝手に想像してしまい含み笑いを禁じえません。
特に一話後半の内田真礼さん演じる赤丸純ちゃんの人のセリフに被せたり黙ったりするウザかわいさはたまらんなー。どのくらい計算なのかなー。


そしてそのふたつに関連して、いちばん強く驚き、「ほほぅ」ってなったのは、最近の声優ラジオのムーブメントを強く感じさせる「居酒屋感」。
最近の声優ラジオは、(本作にも雪村まつり役で出演している)パイセンこと矢作紗友里さんがパーソナリティをつとめる「矢作・佐倉のちょっとお時間よろしいですか」、「至近距離での殴り合い」と、何故か格闘技で例えられたりする「洲崎西」などの、気心の知れた相手との遠慮のないぶっちゃけトークが売りのラジオが人気を博しています。
それまでの若手声優さんの「ふんわりとした」「妖精のような」みたいな現実離れしたイメージから脱し、一杯引っ掛けてるテンションで叩き込むワードの数々が実に居酒屋じみていて、親近感を覚えるんですよね。「声優さんもお酒飲むよねそりゃあ」っていう。
本作「エクスメイデン」にもそのような「近さ」が滲み出ていて、本編はもとより、まさに居酒屋を舞台にしたおまけムービー「居酒屋たまき」*1では、もう「演技」という二文字が消えているかのようなナチュナルさ。

なんちゅーか、「あっ……」とか「……え」みたいな呼吸のタイミングから芝居臭さを感じないんです。その理由は、声優さんが吹き込んでから絵作りするプレスコ方式であるというのがまずひとつ。そして、最近の声優ラジオの「台本があるのか無いのか分からない、パーソナリティ同士の気安さから生まれるトークバトル」の輸入にある、んじゃないかなあと思うのです。
矢作さんの独特の間の取り方、低温なツッコミなどは特にスッと耳に入ってきますね。なじむ!


以前の声優ラジオや部活アニメから感じた女子校っぽさ、と言いますか、近くにありながら遠くに存在する空間を愛でる、あの愛しき「放課後トーク」の雰囲気から一歩出た、大人の擦れた感じをかいま見せる「居酒屋トーク」がラジオを席巻し、今、こうしてアニメ界に輸入されつつある現場に、僕は立ち会った気分でいます。悪くないぜ。


今なら何故か全話無料公開してるし、全部見ても気軽に見れる長さです。居酒屋行く気分で、みんなで見ようぜ、エクスメイデン!

*1:本編より話数が多いのでどっちが本編か分からなくなってるカオスっぷりも良いですね