バンドストーリー3章も佳境、戦うガールズバンドパーティー!

バンドストーリーも残すところRoseliaのみ。そのラス前を務めるPoppin‘partyの3章はなかなか熱のこもったものでした。
配信ライブを企画するポピパでしたが、オーナーに一蹴されてしまう。
「すべてのミュージシャンに対しての冒涜だ」とまで言われてしまいますが……。
 
 
まず、これまでのバンドストーリー3章を振り返ります。
 
先陣を切るAfterglowが、オーディションを開きながらも集客力しか見ていないプロデューサーに反旗を翻すところから始まります。
 
 
つづくPastel✽Palettesは事務所の後輩のデビューによって自分たちの立場について考えるお話。

そしてハロー、ハッピーワールド! は、世界を笑顔にするとこぼれ落ちるものについてのお話でした。

 
この3バンド、そしてポピパに共通するのはバトル色の強いものになってるって事でしょうか。
これまでのバンドストーリーと言えばさまざまな障害が立ちはだかってもみんなの絆で乗り越えようといったもの。バンド内の問題を絆の力でクリアしていくという流れでした。
 
今回の第3章は明確な『敵』が設定されているところが今までとの大きな違いです。(誤解なきよう捕捉しますが、パスパレの敵は後輩バンドではなく事務所の『意向』(特にその意向をきちんと伝えないのがまたスタッフめらの悪いクセ)のほうで、ハロハピ編は明確な敵はいなさそうだけどは弦巻こころが明後日の方向に突っ走った結果、意図せず内なる敵として立ち塞がるというちょっとねじれた構成)
 
ガルパのテーマは単純明快で、『絆』この一文字で言い表すことができると言えましょう。が、この一文字にはピッコロ大魔王を封じ込めた炊飯器の如く、渦巻く情念が込められています。
今回はその情念を解き放ち、世の理不尽とバチバチやりあうさまが描かれました。
 
一番槍となったアフグロがすごくあっけらかんとした爽快感のあるものとなっていたのも良かったですね。つづくパスパレ、ハロハピが捻ったものになっていたので。
アフグロが火をつけてパスパレとハロハピで煙をもくもく焚いていく。不穏さを醸しながら戦う姿勢を打ち出していった。
絆の、その先の風景。
 
キラキラキズナしてきたガルパ世界から一歩踏み出し、外の世界の壁と対峙する。そういう季節が第3章だったと理解しています。
その気持ちの良いアクセルベタぶりが私を揺さぶりました。
 
特に今回、ポピパが立ち向かう壁はオーナーです。ポピパのメンバーにとっては到底頭の上がらない恩人であり、直近で言えば武道館で「全員頑張ったで賞」を贈呈した絶対権力者です。
さらにはオーナーはポピパの新しい挑戦に対し「すべてのミュージシャンに対しての冒涜だ」とまで言い切った。
お前らははみ出すなと言っているようにも聞こえる……。そんなのありえんのかよ。
 
 
絆を結び合うのは美しい。そのキラキラを我々は「尊い」と言って摂取してきた。そしてみんな素晴らしいね、青春だねと均してきたのは我々ファンであり、武道館の席を競い合わせた挙句「お前らみんなやり切った」と一列に均したオーナーと我々はなんら変わりません。
それで終わったら人形遊びじゃないですか。綺麗に雛壇に並べ鑑賞するグロテクスさ。
そこから飛び出して我々の傲慢さをぶん殴ってきたのが第3章だと思うのです。
 
 
そして最後に残されたのがRoselia。4バンドに先んじて目的を達成した彼女ら。多くのレコード会社からメジャーデビューのオファーが舞い込んでくる大人気バンドとなった彼女ら。彼女らの前に現れる『敵』は果たしてどんなカタチを成しているのか。そして彼女らはどのようなファイトスタイルで挑むのか。
 
結んだ絆は意思を貫き通すボイスとなる。キズナの次のステージにしんがりが挑む時、我々は何を見て、何に殴れらるのか。傲慢の鎧を脱ぎ捨て、生身でその衝撃を受け止めねばなりません。