Afterglow3章『ONE OF US』感想 〜夕影鋭くなって〜 (ネタバレあり)

Afterglow3章『ONE OF US』読み終わりました!早速感想書きますね。

 

 

以下ネタバレです。行開けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

Afterglowで見てみたかったふたつの要素を満たしたお話だったのでかなり満足です。まずひとつは反抗の物語。

 

Afterglowは学生の、大人や社会に向けての反抗の歌を、主にカバー曲では歌っていたりするんですね。そういう時の美竹蘭のボーカルの鋭さは多くの同世代のファンに刺さり、ニコニコ動画に挙がった「歌ってみた動画」にはバンドリ以外のファンも惹かれていった。あそこって10代の反抗心、反逆心、迷いや憂い、そうした鬱屈した想いを含んだ曲が生まれる土壌があると思うんです。

そういう要素って、Afterglowの曲としては一番最初の『That Is How I Roll!!』が頂点で、それ以降はちょっと影を潜めるんですね。蘭が父親とぶつかって以降、お話としても誰かへの反抗みたいな要素は薄まっていく。5人の間でぶつかる事はあってもね。ところが、今回は理不尽へガッと切り込んでいくところから始まったんで、ドライブ感が凄まじかったですね。

Afterglowはもともと不良みたいなことを自分達も自虐的に言うわけだけど、彼女らの歌は等身大の自分、日常を素直に歌った曲が多い。そこが物足りなかった点で、理不尽に毅然と立ち向かい、膝をついても立ち上がる姿が見れた。これがまず一点。

 

二点目は、自分達を見にきてくれている人達へ視点を向けること。Afterglowは初期5バンドの中では一番内向きで、ずっと自分逹5人のことを歌ってきたように感じています。それが悪いわけではないんだけど、でも、それが我が事のように刺さっている人たちがオーディエンスの中にいっぱいいた。そこにはあまり目を向けて来なかった。

ファンからの視線に気付けたのは大きい。『ONE OF US』はまさにそれを歌った曲。”US“には5人以外の人も含まれている。外向きの曲なんですよね。いや、「内」が広くなった、と言ったほうがいいかな。

報酬星3つぐみ左エピに登場するのがアニメ3期でファンが自分達を支え続けてくれたことに気付き、『Avant-garde HISTORY』を作曲するに至った氷川紗夜(詩は従来通り友希那さんかもしらんが、Roseliaの共通見解って感じがするな)(前後のエピソードを踏まえるとあの曲の「私達」はファンを含めた広い言葉のように聴こえる)、ファン同士の諍いに仲介に入るほどにファンの事を(過剰なほどに)思い続けていた若宮イブの2人であったことはもちろん意図してそうしたことでしょう。

そのほか、『みんなを笑顔に』を掲げるハローハッピーワールドは言うに及ばず、『Step×Step!』で朝日六花の背中を押したPoppin'Partyもそう。ステージに立った時、誰に向けて、何を歌うのか。それは初期5バンドに共通する命題、いや、世にいる表現者はみなそこと何度も向き合う事になる。Afterglowが見据える夕景のその手前にファンの姿がある事。それを感じ取れるエピソードだったのが良かったですね。

 

あとはさあ、やっぱ「えいえいおー」ですよね……。あれを全員で言うやつ、絶対切り札として取っておいたと思うんですよね、ガルパ運営。良いところで切ってきましたね。

 

もっと言いたい事もいっぱいありますけど、イベント初日ですから。あとでTwitterでなんか呟いたりもすると思います。最近Twitterとは少し距離取っていましたけど、こんないいもん見せられたんだから、もう少しみんなと語り合いたいですね。