じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

今日も誰かが「なまえをよんで」いる 〜ガイストクラッシャー、そして「魔法少女リリカルなのは」〜

古来より夕陽をバックに拳をぶつけあえば友情が芽生えるという言い伝えがあるわけですが、今週の「ガイストクラッシャー」がまさにそういう話でした。
もちろん、ここに至るまでの描写が丁寧だったから生きる結末です。



ガイストクラッシャーというアニメは「ガイスト」という脅威から人類を守るヒーローたちの物語です。
このアニメは「ヒーローは何故ヒーローたり得るのか」「何故彼らは闘い続けるのか。彼らを支えるものとは何なのか」を何度も問い続けてきました。
どうしてその答えに至ったのか。なぜ悲しいすれ違いが起きてしまったのか。そこにじっくり時間をかけて描いてきたシリーズです。
シリーズ開始当初は突っ走る向きの強かったレッカが、その負けん気は健在ながらも、いくつもの出会いと戦いを繰り返していくうちに心根に粘り強さが芽生え、GCGを恨むイズナにはただ突っかかっていくというのではなく、辛抱強く話し合い向き合い続ける様には本当に感動しました。


イズナにとって当初、レッカは敵ですらありません。ガイストクラッシャーに至らぬ未熟者で、目も向けない。
説得の言葉もまるで受け入れない。
今回描かれる共同作戦で、イズナはレッカの名乗りを拒否します。
しかし、レッカは徐々にイズナの視界に入っていき、彼の言葉がうわごとではないと知り、最後はその力を認めます。



「お前、名前は」
「白金レッカ。よろしくな」


名前とは、はじまりの言葉です。
名前を知らなければ、あなたとわたしは知らない人のまま。
お互いの名前を交わした時、ふたりの関係は始まり、物語のプロローグとなります。
好きも嫌いも、愛も憎しみも、はじまりはそこからです。



なまえをよんでとは
なまえをよんでとは、アニメ「魔法少女リリカルなのは」最終話のサブタイトル、及び同エピソードで使われたBGMのことである。


(中略)


どうやったら友達になれるのかと問うフェイトに対して、なのはは「名前を呼べばいいんだよ」と答える。「なのは…」「フェイトちゃん…」いつしか二人は涙を流しながら、固く抱きしめ合っていた。二人の出会いの物語は、まさにこの時から大きく動き始めたのである。
http://dic.nicovideo.jp/a/なまえをよんで


名作アニメ「魔法少女リリカルなのは」第一シリーズの、最終回にして、以降の「なのはサーガ」のプロローグとなるこのシーン。
戦いあい、傷つけあい、その中で答えを見つけていく。
まあつまり、ずっとそういうことに、僕の心は動かされ続けているんだなあ、と深く感じ入る夕べでありました。



ちなみに、名前呼び繋がりで。
今日の「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ 」では、主人公・アキラ君がアイアンマンをみっつの呼び名で呼びかけていたのが印象的でした。
ヘルメットを装着しバイザーをおろす前は「スタークさん」。
バイザーをおろし飛び立った後は「アイアンマン」。つまりヒーロー名。*1
ここまではまだ壁がある。
そして、ひとり危険な巨大竜巻に立ち向かう彼に放った魂の一言が「トニー!」
これはたぎりましたね。
名付けて、「なまえをよんで三段活用」!

*1:ヒーローになった時にヒーロー名で呼び出すところにプリキュアイズムを感じたり。通常時は「なぎさ」「ほのか」、プリキュアの時は「ブラック」「ホワイト」呼びで徹底、みたいな

エクスメイデンに合うおやつを探してみる そのに うなぎドゥーレ編

今夜のおやつはうなぎドゥーレです。



こちらは浜名湖のおみやげとしてもらったおやつになります。ありがたや。
浜名湖と言えばうなぎパイで有名ですが、このうなぎドゥーレは浜名湖おやつの新定番、らしいです。
舟の形を模したもなか生地にキャラメルとアーモンドが乗っかってます。
こんなかんじ。



今回はこちらの動画をセレクト。


D


居酒屋と言えばおとなの社交場。ならばおやつも夜のお菓子で!
……そういえば、うなぎパイって何で夜のお菓子って呼ばれてるんだろう。
食べると精力増強!なんて話を聞いた事のある方もいらっしゃるかと思います。


んが、ネットで調べたところ、お父さんが帰宅した後夜の一家団欒に食べて欲しい、との思いで「夜のお菓子」と名付けたそうで、「精力増強説」はそのフレーズゆえに生まれた誤解が広まったということらしいです。
ほへー。


さて、動画を再生してもぐもぐ。


うーん。軽い口当たりで夜中でも安心、な気になってきます。
パイ生地のおかげで手も汚れません。うん、いいね。
長官……、というより矢作さんの愚痴が出ている気がしてしまう「周囲の友人がどんどん結婚していく話」に、うなぎドゥーレに謎の塩辛さが混じります。
これが涙……。泣いているのは私……?
面白いし美味しいが……。なぜ世知辛さが身にしみるんだ……。


全然おめでたいよ、気にしてないんだけど、くそやろうとか思ってないけれども。全然大丈夫だよ。


やめてー!食べる手が止まらなくなるよー!
長官ことゆっきーの愚痴タイムが終わると、このあとはゆっきー&女将の絶妙なコンビ漫才が待ち受けます。
ウーロン茶がおすすめナンバーワンと聞いた後のゆっきーの「ぇ……」が迫真過ぎてたまんない。
「え」じゃなくて「ぇ」なのよ。



さて。うなぎドゥーレは実はここらで食べ切ってしまいまして。二個目行っても良かったんだけど、あれだなー。ちょっと罪悪感と脂肪の具合がなー。
食べる時間も考えねば。



動画のお供としては、PCを触る分、やはり手の汚れが気になりがち。
その点、前記事のチョコパイより優秀でしたが、口当たりが軽い一方で物足りなさも感じてしまいます。
今回の「居酒屋たまき」は6分と短めなので、もうちょい大事にとろとろ食べると良い感じだったかも。
……んが、このあとは田村睦心さんによるひわいなイカトークが待ち受けているので食べ切って正解かも、とはちょっと思ったりな!


今回のまとめ!
・ゆっきーの食べるイカ刺しは塩辛い。世間のしんどさと同じ味がする。
田村睦心さん声の萌え女性キャラ、素晴らしい。
・下ネタとおやつの相性は良くないと再認識。
・うなぎドゥーレは口当たりも良く、塩分も甘さも絶妙でとにかくおいしい。浜名湖のおみやげにどうぞ。


はぁー、甘さもしょっぱさも許容するエクスメイデンさいこう。

エクスメイデンに合うおやつを探してみる そのいち LOTTE チョコパイ編

エクスメイデンはひとつの動画*1が4〜10分程度と、ちょっとした空き時間にさくっと見れるアニメです。
そこで今回から、息抜きがてらにエクスメイデンを視聴し、その憩いの時に彩りを添えるおやつ探しをしてみようかと思います。


まずは簡単なルールを決めます。

・一度の視聴で食べられるおやつは一種類
・再生時間内なら個数はいくつでもOK
・どの動画を見るかはその時の気分で自由に決めてOK。一度見た動画でもOK
・前編・後編はそれぞれ個別に一本の動画としてカウント
・見る動画は一日一本を目安に。見れなくても落ち込まない
・無理に一番を探さない
・合うかどうかは主観。無理に為になる記事を目指さない。
・テーマは「エクスメイデンに身を委ね、だらっと過ごそう」
・肩の力を抜いてお気楽極楽に


うむ。縛りが多いようで、そうでもないすね。うん。


今回の動画は、先日公開された「エクスメイデン第四話【友情と欲望】」。


D


で、今回は家にあったおやつから適当に拝借。



長くなりましたが、さて視聴です。
ちなみに、飲み物は牛乳を用意しました。


チョコパイの封はあらすじが終わり、本編が始まるところで開けました。
う、チョコが溶け気味でちょっと食べ辛い。
チョコパイと格闘しながらなのでときおり意識が手元にそれます。
でもおいしい。
ちょっともさもさした生地ですが、チョコのコーティングにマッチしてますね。

もそもそとゆっくり味わいます。
と、ここで第一の山場。


「葵ちゃん、いっぱいの『い』を『お』に変えてみると?」
「おっぱおだよ、うるせえよ」

純の喋りがウザい!
チョコパイを吹きかけました。
純のキャラ立ちは素晴らしいな、相変わらず。
しかし、今のは牛乳ならヤバかった。
ギャグアニメに牛乳はヤバい気がしますが、チョコに牛乳合わせは僕の定番なのよ。


第四話ははっきりと分かるアドリブパートが存在しています。
お題に沿って「歴史上の人物ものまね」を披露するくだりですね。
葵役の飯田友子さんの強心臓っぷり*2、ジルちゃんの飛び道具っぷりがたまりません。
この10分に満たない時間と、チョコパイの食べ応えは良い塩梅かもですね。
笑う合間に、やすみやすみチョコパイを食べると、ちょうどエンディングを迎えました。
小腹の空き具合と動画のチョイス*3、おやつの数など工夫する箇所が色々見えてきました。
甘いものだけでなく、しょっぱいものにもチャレンジしたいですね。


さて、今回のまとめ。


・食べ物より飲み物がキケンかも。
・ロッテのチョコパイはやっぱり、おいしい。
・だらける時間は至高の宝物。


初回なのでちょっと長めの記事になりました、ご容赦を。
よし、次回も頑張らないぞ!

*1:前後編で別れているものも

*2:最後には折れますが

*3:視聴時間が動画によってまちまちなので

居酒屋たまきSS ソルティドッグ

ガラガラ


長官「こんちゃー」
女将「あらゆっきー、いらっしゃーい」
長官「おひさー。よっこいしょーいちっと」
女将「ゆっきー、今日はご機嫌ねー?」
長官「いやあ、明日から連休なんだよ。ほら、この商売、GWとか休めないからな。もう明日は昼間から家飲みだな」
女将「大変なお仕事だものねえ。じゃ、今日は何から行っちゃう?ルービー?チンカチンカのルービー?」
長官「んーそうだなー。じゃあ、ソルティドッグ
女将「えっ!?」
長官「ソルティドッグ
女将「いやいや、ちょっとまって……」
長官「(調理場に向けて)ソルティドッグ一丁!」
店員A「ソルティドッグいっちょー!」
店員B「ソンソンッッッショー!」
長官「ファミコンか?」
女将「あ、あああ……(ガクガク)」
長官「何なん、さっきから。何なん」
女将「あのさ、ゆっきーさ……。なにかとごっちゃになってるの?」
長官「んん?」
女将「ほら、例えばね。エレベーターとエスカレーターって時々どっちがどっちか分からなくなるでしょ」
長官「んー、あるかも」
女将「どっちが昇るやつでどっちが降りるやつだったっけ?って」
長官「どっちも昇るしどっちも降りるなー」
女将「なるほろ」
長官「なるほろいうな」
女将「なるほろ・ザ・ワールド!!(ビシッ)」
長官「……うん。いいから」
女将「ここから本題ね」
長官「うん」
女将「アメリカンドッグとホットドッグ、どっちが食べたい?」
長官「うん?……まあ、ホットドッグかな」
女将「だしょー!」
長官「だしょーいうな」
女将「じゃあ、フレンチドッグと秋田犬は?」
長官「ええ!?いや、後者は無いかな……」
女将「前者も無いでしょ!?」
長官「いやー、たまに食べると美味しいぞー?」
女将「やだ……。こんなゆっきーみとうなかった……(距離を置く)」
長官「何なん。このざわつく感じ、何なん」
店員A「ソルティドッグおまちしゃーしたー」


スッ(グラスが差し出される)


長官「お、きたきた」
女将「ああー!!」
長官「うるっさ!」
女将「ああー……。ごめん、ゆっきー!ほんとごめん!」
長官「今度はなに……?」
女将「いやー、そうか、そっちかあ、盲点だったー!」
長官「盲点とは。……あ、いや、やっぱやめて」
女将「いやほら、私てっきりさ、塩焼きの」
長官「やめろ」
女将「塩焼き」
長官「やめて。ほんとやめて。今鳥肌立った。うっわー、ざわわってなった」
女将「あらー……。うん、いやな事は呑んで忘れよ!ね!」
長官「いやもう、自分で言うなよー。もうなにー、酔わないとやってられん!」


グビグビ、ッターン!


長官「チンカチンカのルービー!!」
女将「チンカチンカのルービー入りましたー!」
長官「あと焼き鳥!」
女将「塩焼き美味しいよー」
長官「た・れ・で!!」


そしてたまきの夜は更けていく。

シチュエーションコメディアニメ「エクスメイデン」

サザエさん」などの一部のアニメを除き、日本のアニメになかなか定着してこなかったジャンル「シチュエーションコメディ」。
それがここ数年で根付きつつあります。
ラジオの収録現場を舞台とした舛成孝二監督「アンドロイド・アナ MAICO 2010」や、「練金3級 まじかる?ぽか〜ん」「戦国コレクション」などのシリーズのうちのいくつかのエピソードなどを経て、「秘密結社鷹の爪」のヒットによって近年増加傾向にあるこのジャンル。
アメリカのドラマでは古くから定番で、しかし日本では結局浸透しなかったこのジャンルが、何故今アニメで定着しつつあるのか。
それはFLASHMMDなどの低予算・少人数プロジェクト向きのフォーマットと、少人数の出演者と特定の舞台で展開するシチュエーションコメディの相性の良さにポイントがあるのかもしれません。
複数の設定起こし、様々な背景の制作等へのリソース注入が軽減された分、より根源的な芝居への注力がなされたのが「エクスメイデン」なのでは、と思うのです。
エクスメイデンでの「芝居」とは、声優、モーションアクターの芝居、それらを経てのCGでの調整。
芝居の重ねあいによって出来上がったキャラクターからは立体的な人間性を感じます。
また、カメラ固定ゆえにごまかしが効かない小物の配置やキャラクターとの間合いに対する気配りにも目を見張ります。
「いつものあの場所でいつものメンツがいつもの日常を過ごす」という、ドラマティックにはほど遠い「今このとき」を切り取る最新のこのシチュエーションコメディには、従来のアニメーションのきらびやかとは違う種類の職人の仕事が忍ばせてあります。

エクスメイデンSS 鈍色の特訓

長官「みな、集まったな。日々の訓練ご苦労」
純「えへへ、それほどでも」
葵「ほんとにそれほど訓練してないので何とも言えないです……」
長官「ここまではまだ序の口。相撲で言えば前頭三枚目くらいだ」
葵「序の口じゃないんですか……。もう幕内なんですか……ちょろいな地球防衛……」
長官「そこでだ。諸君らには本日から本格的な特訓に入ってもらう」
みどり「そ、それってまさか」
長官「そう。エクスメイデンの操縦訓練だ」
葵「くっ、ついにこの時が来たか……。ゴクリ」
ジル「よーし、どかんどかん動かすぞ!」
長官「うむ、その意気だ。では、みなこれを」
サッ
純「ん?」
ジル「これって……。ゲーム機のコントローラー?」
みどり「一体なんです?」
ジル「全員違うやつだー。わたしのボタンふたつだけ?」
純「え、あたしのボタンなんかいっぱいなんだけど。なんかいっぱいなんだけど!」
葵「いや数の問題じゃねえよ!これで何をしろって言うんです!?」
長官「イメージトレーニングだー」
葵「ああ……。またそれ系か……ぐったり来るわ……」
長官「おいー。しっかりしろー。イメージトレーニング大事だぞー。本番で指くじいたらどうするー」
葵「え、ロボ操縦のリスクってそんくらいなんすか……?」
純「うわ、指つった!左上の押せない!」
葵「お前マジか……」
長官「ほれみろー。これで分かっただろう、諸君らの使命の重さが」
みどり「意外と軽いのは分かりました」
長官「よし、それではふたり一組になってくれ。片方がフェロウ役、もう片方が操縦者を演じ、模擬戦を行う」
葵「うっわローテク」
みどり「役?」
長官「頭の中で戦っている自分を想像するんだ。まあ組み手だ。頭を柔らかくなー」
ジル「みどりちゃん、わたしと組もう!」
みどり「ええんやでー」
葵「相変わらず馴染まないな、関西弁。じゃあ私は純とか……」
純「あたしフェロウやる!」
葵「といっても……。このリモコンで何をどうすれば……」
長官「キーの上で前進、Aボタンでパンチとかでいいだろう」
葵「『とか』って……。いやもう早く終わらせよう。来い、純!」
純「はいドーン!!」
ブンッ
葵「うわあ!?何すんだお前ー!?」
純「右ストレートですけど」
葵「フリでいいんだよフリで!今のマジパンチだろ!」
みどり「あのー、そもそもフェロウって腕とかあるんですか?」
長官「あったりなかったりだ」
葵「ええー……」
長官「想像で補えー」
葵「マジックワードだな、想像力……」
ジル「よおし、行くよみどりちゃん!エクスゥゥゥ、ビィィィィム!!」
みどり「きゃあーやーらーれーたー」
葵「あ、必殺技叫ぶ系なんだ?」
長官「昭和だからなー」
葵「もう突っ込みませんからね」


30分経過


みどり「はあっ、はあっ……」
葵「大丈夫かみどり」
みどり「これ、フェロウ役、しんどくないですか……?」
葵「ロボ側はビームとか出しとけばなんか迎撃できるみたいだからな……」
純「葵ちゃん、替わって……」
葵「やだよ、めんどい」
純「ちょっと司令ー、フェロウはビーム出せないんですか?不公平だ!格差社会!」
長官「そう。だから世の中から争いが消えないんだ。しかし、君たち選ばれた操縦者こそ、この不毛な争いに終止符を打つ最後の切り札なのだ!」
純「おお、なんかかっこいい!あたしがんばるよ!」
葵「うん、がんばれよ。フェロウ役をな」
純「あっ」


この世にフェロウはびこる限り、彼女たちの戦いは終わらない。ゆけ、エクスメイデン。想像力のつきるまで――。

雪村まつりの「カワイイ」は何で出来てるの?

カシオレ!(挨拶)

ちょっと今日はゆっきーこと雪村まつり(25)さんの話をしようと思います。


かわいいよね、ゆっきー。
なんでこんなかわいいの。


顔ほとんど映らないんだよー。
OPとあらすじと一話くらいじゃないの。
居酒屋だと顔半分も映らないし。
それでも可愛いって感じるの、すごくないっすか。


本作はプレスコっていう、声優さんの芝居を先に撮って、のちに絵作りをするっていう手順を踏んでます。
作業工程で序盤に当たる声優さんの芝居付けは、のちの絵作りにかなり影響を及ぼしてる。
そこが本作の根幹であるとも言えるのかな。


例えば、「居酒屋たまき 第一話 〜ほっけの塩焼き〜」で、ゆっきーが箸を一旦置いて女将にアジと出会った話を催促するくだり。
ここは矢作さんの呼吸の置き方に絵が寄せて成功している好例。
箸を置いてから発言させることでゆっきーの育ちのよさを想像させる良いカットになっています。
もちろん何らかの指示はあったと思うけど、こう、声優さんの生を感じるっていうの、プレスコの醍醐味だわね。
幼めなユッキーのこういうていねいな所作を見てしまうと、微笑ましい、可愛いなあ、みたいな親目線になっちゃいますね。


前記事でも芝居の細かさについて公式ツイッターから引用しましたが、「作業用アニメ」を自称しながら「魅せる」ことに手抜かりがない。


日常でもちょっとしたクセから人となりって伝わるものですからね。
僕ら視聴者もアニメスタッフからのメッセージをいっぱい受け取れたら、それは素晴らしい事ですよね。


さ、今夜も居酒屋たまきに行くか。