じゅじゅるさん。2

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機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者 感想

 いやまあもう、すっげー面白かったよ!以下、ネタバレあり。


 各変更点については色んなところで賛否分かれているようですが、セリフのニュアンスが細かく細かく変えてあって、なるたけエッジを削いだ柔らかい印象になるように工夫しているんだなあと感じました。他人を否定するセリフの応酬が抑えられた感じ。暗い暗いと言われ続けたZですからね、このくらいがいい按配なのかも。それと関連してキャラ語り。
 柔和な雰囲気に変更されたのは主にエゥーゴのみなさんで、ティターンズのみなさまはあまりテレビ版から印象は変わらないかな。ただ、ライラさんのジェリドに対する態度がやけにとげっちく変更されてて、愛を感じさせなかったです。(ライラさんがイヤなやつに描かれてたわけじゃないけどね)あれじゃあジェリドくんの一方的な片想いだ。哀れ。今回のジェリドくんは(降下作戦に大きく尺が使われていることもあって)ライラやカクリコンに縛られすぎている気がしなくもないです。それだけにマウアーに助けられるシーンがあったんで、よかったねジェリド!と心の中で祝福してしまいました。あーあとね、俺エマさん派だったんだけど、何アレ、レコアさんめちゃくちゃかわいいよ!ひとり地球に下りる前に上着をひらひらさせるシーン、甘えるカミーユを受け入れるシーン*1、大尉にお尻さらわれた発言など*2、萌えどころ満載なんですよ。これはどうしたことか。もえもえといえば、カイとハヤトの追加された会話シーンも和気藹々で良いですー。
 んでMS方面。俺知らなかった、アッシマーってあんなかっちょよかったんだ。今回のラスボス扱いということもあって、大変気合の入った動きをなさっておりました。可変MSはみな変形シーンが良かったよ。あとあれ、ガルバルディのボコられ具合にライラさんが不憫になったけど、例のケリも含めて、いいやられっぷりでしたよ。着地の膝の折り曲げ具合とか、まあ細かいところまで気の回っている動き。たまんねえです。全体的に重量感を感じさせる動きでしたね。
 キャラ描写をマイルドに、MS描写にコクを持たせていたこくまろ構成の映画でした。話はえらいスピーディだし*3、MSはかっこ良いし、大満足でした。
 あ、そうそう、ファ@新井里美は違和感なかったですよ。かわいかった。あとあと、核が仕掛けられてることを告白した軍人さんかな?誰かは忘れたけど、ハチがいたよ。あとねーあとねー、最後の最後で出てきた「ZGⅡ」のロゴに寄りかかるフォウとベルトーチカさんがえらくかわいかった。足を組みかえるフォウが特にね。ゆかな版フォウもちぃと聞けた。これは楽しみかも。でも俺ベルトーチカ派だから。さっきエマさんって言ったけど、それ以上にベルトーチカだから。どんなふうになるんだろ、ワクワクですね。
 あーもう一回見てー。語り足りねー。
 あとあと、最後に一言。ガッ君の歌だけどさ、あれってカミーユ視点のフォウへの歌に聞こえたんだけど。いい曲だし雰囲気も合ってたんだけど、星を継ぐ者、って感じではなかったかも。ああいや、OP曲としてすっげえぴったりハマってただけにね。

*1:ここは子供らしいカミーユにも萌え

*2:おおいにうろたえる大尉も萌え

*3:マーク2とカミーユの両親のすったもんだはあっちいったりこっちいったりで、テレビ版ではいらいらさせられたのですっきりしてよかった