復讐者の在り方。最早人の道を踏み外した男・レイと、復讐を誓いながら人の心を捨てきれないヴァン。レイの銃とヴァンの剣、さらには空から降ってくるヴァンの鎧と、地中から這い上がってくるレイの鎧と、色々対比されているのだけれど。レイの獲物、剣のフリして実は銃、ていうのはいいフェイクだったけど、その特徴が戦いに活かしきれていなかったのは残念。あの形状だったらマシンガンとかにしたほうがおもしろそうなのに。お話の方は双子しか生まれない街で双子同士がリーダー格の双子の父親の遺産を巡って対立して云々て話で、双子の、父親に対する歪んだ愛情がキワまってて良かったです。父に愛されていなかったと知っても父への愛は止められない。そんなある意味可愛そうな双子を見ても冷徹なレイ。全ては復讐の為と、双子の鎧を破壊する。結局は街の全てが破壊され、大バッドエンド。レイというライバルの顔見せとしてはかなり強烈なエピソードとなりました。
