１２年前、一度本質への扉は開いている。それを開いたのはフライデー・マンデー。本質を覗いて内戦を起こした彼の真意が気になります。人間の本質とやらが小娘二人の戦場での邂逅が全てではないのだろう。ここから描かれるはもはや人間の領域を超えた何かかもしれない。とかね。そんな妄想さえ起こさせる不気味な盛り上げ方。衝撃の真実を知っても波打たないマーガレットの心を動かすカロッスアの言葉。「扉の向こうへ」。彼女が恐れるものはこの世には無く、扉の向こうの本質だけがマーガレットの心を揺り動かすことが出来るのかも。愛憎を弾丸に込め、マドラックスを付け狙う怖い人。「怖い人」は強いからじゃなくて粘着質だから怖いのだろうなあとか。やっぱり生きてたフライデーを巻き込み、物語はさらなる深層へ。
