じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

忘却の旋律 第24話 それでも旅立つ君の朝

 つまり、痛みを伴うのが愛ということだ。愛は社会にも当てはまるな。そういうものから目をそむけて精神論を唱えていた教師と対立することから始まり、妄想の女を愛でる男と対決して終わると。一貫しているのだな。痛みを知って、それでもなお戦い続けるボッカは精悍な顔つきの青年に成長した。その傍らには小夜子。他のメロスの戦士との大きな違いが彼女の存在だったのか。守るべき者と旅立てるのは幸福とも言える。忘却の旋律の最後の台詞は胸に染みるなあ。あ、下野くん、最後の最後で出番あってよかったね。しかし、美少女牧場には怖気が走った。これもまた受け入れなければならない痛み。振り返ってみればメッセージ性の高いアニメだったんだなあ。なおかつエンターテイメント精神も忘れていない、実に日本アニメらしいアニメだったんじゃないでしょうか。やあ、いいものをみさせてもらいました。感動。スタッフ一同様にありがとうを。