じゅじゅるさん。2

じゅじゅるのへたれ感想ブログ

話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

に、参加します。

shinmai.seesaa.net

 

 ルール

・2016年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。

・1作品につき上限1話。

・順位は付けない。

 

2016年。

http://jujuru.hatenablog.com/entry/20161231/p1

2015年。
http://jujuru.hatenablog.com/entries/2015/12/31#p1
2014年。
http://jujuru.hatenablog.com/entries/2014/12/28#p1
2013年。
http://jujuru.hatenablog.com/entries/2013/12/31#p1
2012年。
http://jujuru.hatenablog.com/entries/2012/12/31#p1
2011年。
http://jujuru.hatenablog.com/entry/20120101/p1


それでは行きまっしょい。

 

BanG Dream! バンドリ #4 怒っちゃった!
香澄とおたえのちぐはぐな交流。
秘密の時間を盗み見てるみたいで、動悸が。
三度ある放課後のシーン、わりと長いんですが、退屈しないんですよ。何気ない掛け合いのなかに、切なさがある。補習が終わるまでの特別な時間だと明示されていることが要因のひとつ。香澄とおたえのパートは極力BGMに頼らない作りのおかげで緊張感もはらんでいる。それらを見守る夕焼けが限られた時間を彩っている。注意しに来た先生が声をかけずに変えるとことか、良いですよ。神聖さをも感じる、美しいシーンだと思います。 

 

昭和元禄落語心中 -助六再び篇- 第9話
親分さんの刑務所行きが告げるひとつの時代の終わり。
思うように動かない自分への苛立ちのさなか、八雲師匠の死神は、死者-信さん-への送り火となり、時代と共に燃え尽きる。
死神に囚われたさきで絞り出る「死にたくない」。未練の残らない死など、どれほど存在するのか。どれだけ世を儚んでも、師匠も人の子なのだ。
八雲師匠の死神、たまに「引っ張られる」時があって、この回を見る前はいつも気合いを入れ直してます。

 

ACCA 第12話 鳥の行方
カフェで休憩中のモーヴ本部長と外を歩くジーンが敬礼を交わすシーン。これは1話の対比(ジーンと本部長の立ち位置が逆)になってるわけだけども、このやりとりで明かされているのは「1話から二人の距離は変わっていない」ということ。ジーンのアプローチ、効果なし……。加えて、事件を経て真意が明らかになったモーブさんはむしろ周りと良好な関係を築けるようになったけど、ジーンはその身分が明かされたことで距離を置かれるようになったとも読み取れる、非常に残酷な、しかし本作のアイロニカルな部分の象徴のような場面です。ニーノ、ジーンに強い酒をお願い……。

 

嘘と恋 第2話 小さな嘘
美咲の由佳吏のろけパワーが凄まじく、莉々奈がさくっと心を許してしまう心理がよく分かる。目を輝かせて好きを語る人は無敵なんだなあ。そんな美咲とともだちになれたと涙する莉々奈の美しさ。ダブルヒロインの魅力がすっと立ち上がる。良いですねえ。

 

 冴えない彼女の育て方♭ #8 フラグを折らなかった彼女
丸々1話、倫也役の松岡禎丞さんと恵役の安野希世乃さんのガチンコ二人芝居。実質的な本シリーズのクライマックスと言っても過言ではない、と思っています。倫也のキモムーヴののちにふと見せる少年の微笑が結構かわいい。
倫也の、誰よりも恵がblessingsoftwareを愛していたという指摘が恵をうろたえさせる。

恵の、表面上では微細にしか現れなかった感情の揺れがここにきてついに爆発する。
ゆえに、Bパートの(どう見ても)ラブコメ展開がまたおいしいのです。緩急自在のベテラン投手に翻弄されたようなお話でした。

 

ゲーマーズ! DAY12 INTERMISSION ゲーマーズと課金トーク
いろんな問題そっちのけで、ゲーマー達のゲーム語りたい欲で1話突っ走る、もはや痛快ささえ感じる最終回。温泉行ってもやること変わらない、それがオタクってものかもしれませんね。
幼少期の景太の親が間違ってパチもんソフト買ってきた話、ファミコンが欲しかったのにセガマークIIIを買ってこられたあの頃を思い出す……、いやセガはパチもんじゃない!それでも思い出を詰め込んで目一杯楽しんだ景太少年はかつての僕だ……。ありがとうアレックスキッド!……すみません、私事でした。そういうのをキャラと一緒に語りたくなるアニメでした。

 

ノラと皇女と野良猫ハート 第7話 我が名は客
毎回好きなことばかりするメチャクチャアニメのロボット回。他の回に比べれば実験的な要素も控えめですが、「せっかくのせっきゃくが!」がとにかくツボりました。畳み掛ける展開のなかでそういうボケされるの弱い……。そういえば冒頭の大気圏突入登校はなんだったんだろう。僕は考えるのをやめた。やりたいようにやるって、本当に痛快だなあ。

 

ひなろじ 第十一話 一年の計はカウントダウンにあり/据えチョコ食わぬは女の恥
美少女×美少女×こたつ=最高。


Just Because! 第1話 On your marks !
二学期の終業式、静まり返ったグラウンドで始まるちいさな挑戦。吹奏楽部の奏者が集うたび、学校全体がじわじわと熱を帯びていく。友人に応えるべく、その内情を深く問わずに付き合う瑛太。こういうときに情熱をかけられるのが、青春ってやつですね。

 

血界戦線 &BEYOND 第5話 とある執事の電撃作戦(ブリッツクリーク)
銀河ギルベルト万丈さんによる、単純明快・明朗会計なスーパーマシン爆走痛快活劇。大火力と変形機構満載おもしろカーがばったばったと敵を薙いで焼いて爆発させる。一切の理屈なし、最後通告を聞いた者に慈悲はなし。やーきもちいー。
ボンズのハイパー作画によるスピーディなカーチェイス銀河万丈さんの暗黒ボイスで脳が溶けました。一生見ていられるー。

 

今年はいろんなアニメに出会いました。今年は関係性みたいなところに特に惹かれたように思います。人と人を描くとき、アニメはその想いをどのように表現したか、についてです。実りある一年でした。

今年も一年、ありがとうございました。

また来年もアニメで会いましょう。